Architect解説講座

第11回「スペースの設定」

ArchitectDesigner

11.1 準備

まずは、スペースの設定ダイアログを開きます。

1. こちらより今回使用する Vectorworks ファイルをダウンロードしてください。

2. ダウンロードしたファイルを解凍し、「SpaceSetting.vwx」を Vectorworks で開きます。

3. ツールセットパレットの建物ツールセットを選択します。

4. スペースツールを選択し、ツールバーの設定ボタンをクリックします。スペースを設定ダイアログが表示されます。

5. ダイアログの左側に設定項目のカテゴリが表示されます。中央は選択したカテゴリに応じて表示内容が変わります。右側はラベルのプレビューが常に表示されます。

スペースを設定ダイアログ

Vectorworks

2次元ユーザーに贈る、3次元モデルの作成-第3回

1.統合ビューで見る

まずは、統合ビューを使う方法です。
統合ビューで見るメリットはやはり、くるくる回してモデルのあちこちから自由に見られることです。
「魅せる」ための3次元モデルではないといっても、動かして「見せる」のであれば、初期段階で施主さんの前にノートPC開いて、「前面道路からみると、こんな感じになってまして…」とプレゼンに使うこともできると思いますよ。

ビューメニュー>他のレイヤを>表示を選んでください。

あとは、各階のどこかのレイヤでビューメニューから統合ビューコマンドを選ぶだけです。
3Dツールのフライオーバーツールで画面をドラッグすれば、ほらくるくると各階がすべて同じパース方向で表示されますよね。

ワイヤーフレーム

ビューメニュー>レンダリングOpenGL を選ぶと、レンダリングされた状態で、くるくる。

OpenGLレンダリング

Vectorworks

2次元ユーザーに贈る、3次元モデルの作成-第2回

ではもう半分のガラスを作成します。四角形ツールをダブルクリックして、生成ダイアログを表示させ、さきほどと同じ大きさ幅900mm、高さ1890mmと入力します。配置の基準は、今度は底辺左隅、座標位置はX=20、Y=0とします。

四角形生成ダイアログ

OK ボタンをクリックすると、画面中央から今度は右側に少し寄った縦長の四角形が生成されます。間は40mmでこれが窓の引き違いの重なり部分になります。

四角形作図後の画面

さて、この二つ並んだ四角形を両方選択して、属性パレットから面の模様を、なし(パレット上の絵では四角形にバッテン!)にしておきます。模様をなしにしておくと、レンダリングをしたときにも「模様がなし」になる、つまり穴があいた状態になるんです。

※リアリスティックなCGを目指すRenderWorksの場合には模様の代わりに「テクスチャ」を割り当てます。テクスチャ=素材の特性と考えてもらえればOKです。
ガラスのテクスチャならガラス素材のように透明度、色、反射率など、木材のテクスチャなら木質、木目の感じ、色などを設定できます。

模様をなしにしたら、四角形を両方選択した状態のまま加工メニュー>変換>3D多角形に変換を選択してください。
二つの四角形がグループ化されひとつになりますね。
これで、さきほどの四角形は、奥行きをもつ枠になりました。

※3次元モデルの基礎その2:「現在の視点(見ている方向)で描いて、奥行きを与える」

Vectorworks

2次元ユーザーに贈る、3次元モデルの作成-第1回

■3Nモデルパース

冒頭に書いたように、この記事では、雑誌に出てくる様なリアリスティックでゴージャスなCGパースを目指しません。
「No Color=彩色無し」「No Interior=内観無し」「No Waste=手間無し」で作成した「3Nモデルパース」を作成してみましょう。

目標は「スチレンボードを使ったスタディ用の外観のみの白模型」です。
もちろん、本物の模型には敵いませんが、模型作製の前に簡単にディテールを確認しておいてから本番の模型作成に取りかかる、ということもできますよ。
設計の検討段階で「あれこれと考えをまとめるお手伝いをする3次元モデル」とお考えください。
FundamentalsユーザーさんとFundamentals with Renderworksでは使用できるレンダリングは違いますが、どちらもモデル作成の手順は一緒です。
コーヒーブレイクの間に、ちょこっとお試しできるボリュームでモデルを作成します。
第1回の今回は、作成手順6.お片づけ」まで、
第2回は作成手順7.窓(開口部のみ)シンボルの作成と配置」と「8. ドアシンボルの作成と配置」まで、
第3回はパースで見る以降おまけの最後まで、
全3回の掲載予定です。

■作成手順

1. 用紙の準備
2. 建物レイアウトと基礎を同時に作成
3. 1階を作成
4. 2階を作成
5. 屋根を作成
6. お片づけ
7. 窓(開口部のみ)シンボルの作成と配置
8. ドアシンボルの作成と配置

■パースで見る

1. 統合ビューで見る
2. ビューポートで見る

■おまけ

1. 情景部品を作成、配置

では、早速はじまり、はじまり〜。

Architect解説講座

第10回「図面枠と表題欄」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

10.1 準備

1. こちらより今回使用する Vectorworks ファイルをダウンロードしてください。

2. ダウンロードしたファイルを解凍し、「SheetBorder.vwx」をVectorworks で開きます。

3. アクティブレイヤは、シートレイヤ「001 [作業用シートレイヤ]」になっていて、用紙サイズがA3横向きになっています。

ファイルを開く

4. 文字メニュー>フォントを開き、「MS P ゴシック」や「ヒラギノ角ゴ」など、日本語フォントが選択されているかを確認してください。選択されていない場合は、任意の日本語フォントを選択します。

お知らせ

【更新】サーバーメインテナンスのお知らせ【2014/2/28】

【更新】
予定よりも時間がかかってしまいましたが、先ほど、メインテナンスが終了いたしました。ダウンロードリンク切れなどがありましたら、お手数ですが、bim@aanda.co.jpまでご連絡下さい。

本日、17:30よりサーバーメインテナンスを行います。
メインテナンス中はダウンロード機能が停止しますのでご注意ください。
終了時間は18:00を予定しています。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。

Architect解説講座

第9回「断面ビューポートの設定」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

9.1 準備

1. こちらより今回使用する Vectorworks ファイルをダウンロードしてください。

2. ダウンロードしたファイルを解凍し、「SectionViewportSettings.vwx」をVectorworks で開きます。

3. 開いたファイルにはすでにストーリを設定してあります。ストーリについてはこちら

4. アクティブレイヤは、シートレイヤ「Sht-2 [立断面図]」がアクティブになっています。

ファイルを開いた状態

Architect解説講座

第8回「ビューポートの設定」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

8.1 準備

1. こちらより今回使用する Vectorworks ファイルをダウンロードしてください。

2. ダウンロードしたファイルを解凍し、「ViewportSettings.vwx」をVectorworks で開きます。

3. 開いたファイルにはすでにストーリを設定してあります。ストーリについてはこちら

4. アクティブレイヤは、シートレイヤ「Sht-1 [平面図]」がアクティブになっています。

ミニツール

よく使う縮尺 コマンド

Vectorworks が持っている縮尺設定は固定されたもので、一覧にない場合はカスタム設定として入力する必要があります。
よく使う縮尺コマンドは、1:30 や 1:150 などユーザがよく使う縮尺を登録し、デザインレイヤや、シートレイヤ上のビューポートに適用することができるコマンドです。 “よく使う縮尺 コマンド” の続きを読む