Architect解説講座

第12回「スペースの作成と集計」

ArchitectDesigner

この記事は【2014年5月28日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

 

12.5.2 データベース検索

先ほどは手入力で集計用のワークシートを作成しましたが、Architectにはこれを自動化する便利なコマンドがあります。

1. アクティブレイヤは「床-4」のまま作業します。

アクティブレイヤ

1. ツールメニュー>レポート>データベース検索を選択します。データベースワークシート作成ダイアログが表示されます。

データベースワークシート作成ダイアログ

2. 各パラメータを以下のように設定します。

  • 名称:面積表
  • 検索条件:レコード付き図形
    • レコードリスト:スペース
  • 展開表示項目:スペース番号、スペース名、面積(グロス)番号

パラメータの設定

3. OK ボタンをクリックすると、ワークシートが作成されます。ただ、すべてのレイヤを対象にして集計しているため、レイヤ「床-4」以外のスペースも含まれています。

すべてのレイヤのスペース

4. 2行目の見出し部分を右クリックし、コンテキストメニューから条件編集を選択します。検索条件設定ダイアログが表示されます。

検索条件設定ダイアログ

5. 検索対象を追加ボタンをクリックし、2つ目の条件を以下のように設定します。

  • 2つ目の条件:「レイヤが」「右項目のもの」「床-4」

検索条件を追加

6. OK ボタンをクリックすると、レイヤ「床-4」のスペースだけが集計されたワークシートになります。

絞り込み検索後のワークシート

 

ワークシートの細かい使い方はVectorworksのヘルプを参考にしてください。

 

ここで紹介したデータベース検索コマンドは、パラメータを持つオブジェクトであれば何でもワークシートにまとめることができます。
スペース以外にも試してみてください。

この機能を利用できる製品

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