ミニツール

よく使う縮尺 コマンド

Vectorworks が持っている縮尺設定は固定されたもので、一覧にない場合はカスタム設定として入力する必要があります。
よく使う縮尺コマンドは、1:30 や 1:150 などユーザがよく使う縮尺を登録し、デザインレイヤや、シートレイヤ上のビューポートに適用することができるコマンドです。 “よく使う縮尺 コマンド” の続きを読む

Architect解説講座

第7回「断面ビューポート」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

7.2.6 レンダリング

デザインレイヤ断面ビューポートは、デザインレイヤ上に作成した通常の3Dモデルと同様に、レンダリングをかけることができます。

1. レイヤ「切断モデル」がアクティブになっていることを確認します。他のレイヤはすべて非表示にします。

視点の変更

2. ビューレンダリングOpenGL を選択します。デザインレイヤ断面ビューポートがレンダリングされます。

OpenGLレンダリング

3. 他にも陰線消去レンダリングや、Renderworksがインストールされていれば、仕上げレンダリングアートレンダリングスケッチレンダリングなども可能です。

陰線消去レンダリングアートレンダリングスケッチレンダリング

ミニツール

オンライン地図 プラグイン

Vectorworks 2014から、内部開発言語としてPythonを使うことができるようになりました。Pythonは標準で様々なことを行うことができます。
その1つとして、サーバ上の情報を取得するライブラリがあります。オンライン地図ツールは、Google Mapsの地図画像を取得し、Vectorworks上に表示するプラグインです。 “オンライン地図 プラグイン” の続きを読む

お知らせ

フォーラム RSSのご案内

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お知らせ

サーバーメインテナンスのお知らせ

以下の日時にサーバーメインテナンスをおこないます。
メインテナンス中はBIMlogにアクセスできませんのでご了承ください。

メインテナンス日時
2013年12月21日(土)11:00〜16:00
※状況により時間が前後する可能性があります。

Architect解説講座

第6回「ビューポート」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

6.2.5 まとめ

同じインテリアユニットがモデル内にある場合は、デザインレイヤビューポートを複数作成し、それぞれの高さを調整することによって、インテリアユニットのモデルを一元管理することができます。もとのインテリアモデルを変更すると、すべてのデザインレイヤビューポートが更新されるため、インテリアモデルの修正作業の手間が削減できます。

また、シートレイヤビューポートと同じく、デザインレイヤの前後関係やクラス表示設定をビューポートごとに変更することができます。

 

次回は、断面ビューポートを解説します。断面ビューポートも今回のビューポートと同様にシートレイヤとデザインレイヤの両方に作成することができます。

実践OpenBIM

13. IFCカスタムプロパティセットを使う

■IFCカスタムプロパティーセットに値を割り当てる

これは、デフォルトのIFCデータセットに値を割り当てるのと同じ操作です。

1. カスタムPsetを選択して、適用欄をクリックします。Psetが割り当てられるとチェックマークが表示されます。

カスタムプロパティセットの適用

 

2. Psetが選択された状態で、選択されているデータセットの設定ペインに表示されているパラメーターに値を割り当てます。

パラメータの入力

 

3. OK をクリックしてオブジェクトにIFCデータを割り当てます。

選択されたIFCオブジェクトやエンティティのデータパレットにあるIFCデータボタン、あるいは、オブジェクトやエンティティを選択して建築・土木IFCデータを実行することで、後でデータの参照や編集ができます。

データパレット

 

以上のように、Vectorworksのオブジェクトにカスタムプロパティセットを割り当てることで、様々な情報をオブジェクトとともに渡すことができます。

今後IFCの流通が多くなってくると、こういったカスタム情報のやり取りの必要性が高まってきます。IFCのカスタム情報は、Vectorworksのレコードを活用すると覚えておいてください。

Architect解説講座

第5回「壁とスラブの取り合い」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

5.2.5 取り合いの確認

シートレイヤ「断面確認」には断面ビューポートというオブジェクトが表示されています。断面ビューポートの説明は別の回でおこないますが、今回はこのビューポートの更新だけして、断面を確認してみましょう。

断面ビューポートが赤い破線で囲まれている場合、最新の状態でないことを表します。

未更新の断面ビューポート

1. 断面ビューポートを選択します。

断面ビューポートの選択

2. データパレットの更新ボタンをクリックします。

データパレットの更新ボタン

3. 断面ビューポートが更新され、壁とスラブの取り合いが反映されます。

断面ビューポートの更新

なお、今回設定した辺(境界)オフセットの場所は以下の通りです。選択する項目によってスラブの構成要素のオフセットが変わります。いろいろと試してみてください。

木造壁の構成要素と辺オフセット位置

 

次回はビューポートを解説します。主に、平面図やパースをシートレイヤに配置する際に利用します。また、デザインレイヤ上に配置するメリットもご紹介します。

Architect解説講座

第4回「スラブツール」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

4.4.3 別途天井オブジェクトをつくる

上階のスラブとは別に、天井オブジェクトをスラブツールで作成してみます。

1. リソースブラウザ内のスラブスタイルカテゴリの空白の箇所で右クリックします。コンテキストメニューが開きます。

コンテキストメニュー

2. コンテキストメニューの「スラブスタイルを作成 スラブ_天井.vwx」を選択します。スラブスタイルの設定ダイアログが表示されます。

スラブスタイルの設定ダイアログ

3. 情報タブの構成要素一覧に表示されている構成要素を選択し、編集ボタンをクリックします。スラブ 構成要素の属性ダイアログが表示されます。

構成要素の属性ダイアログ

4. 最初に石膏ボード部分を設定します。ここでは、以下のように設定し、OK ボタンをクリックします。スラブの構成要素が追加されます。

【石膏ボード】

  • 名前:「石膏ボード」
  • クラス:「天井-石膏ボード」
  • 厚み:「9.5」
  • 辺(境界)オフセット
    • 自動:「壁の内側」
    • 手動:「0」
  • テクスチャ:「クラスによるテクスチャ」
  • 面:「クラス属性を使用」
  • 線:「クラス属性を使用」

石膏ボードの設定

5. 再度、新規ボタンをクリックして、下のパラメータの構成要素を追加します。

【クロス】

  • 名前:「クロス」
  • クラス:「天井-クロス」
  • 厚み:「0.5」
  • 辺(境界)オフセット
    • 自動:「壁の内側」
    • 手動:「0」
  • テクスチャ:「クラスによるテクスチャ」
  • 面:「クラス属性を使用」
  • 線:「クラス属性を使用」

クロスの設定

【天井基準面】

  • 名前:「基準面」
  • クラス:「天井-基準面」
  • 厚み:「0.00000001」
  • 辺(境界)オフセット
    • 自動:「壁の内側」
    • 手動:「0」
  • テクスチャ:「クラスによるテクスチャ」
  • 面:「クラス属性を使用」
  • 線:「クラス属性を使用」

基準面の設定

6. すべての構成要素を登録したら、スラブの設定ダイアログの構成要素一覧で、「基準面」の基準面列をクリックしてチェックを入れます。指定した構成要素の上面がスラブの配置基準として認識されます。

配置基準の設定

7. スラブの設定ダイアログの配置オプションタブを選択します。各パラメータを以下のように設定します。

  • 高さ
    • 起点参照レイヤ(Z):「天井-1F」
    • レイヤZからの起点オフセット:「0」
  • クラス:「天井」
  • テクスチャ:「構成要素のテクスチャを使用」

配置オプションの設定

8. 名前に「天井+クロス」と入力して OK ボタンをクリックします。

名前の入力

9. アクティブレイヤを「天井-1F」に変更し、スラブツールで天井を作成します。

レイヤの切り替え

スラブの作成

スラブの確認

こうすることで、天井用のオブジェクトは天井のストーリレイヤに拘束されるため、オーガナイザダイアログなどでレイヤの高さを変更すると、天井の位置も自動的に追従します。

天井を別オブジェクトで作成する場合、基準面用の非常に薄い構成要素をダミーとして作成し、その構成要素に対して基準面設定をすると天井仕上げ面を基準として高さを指定できます。必要に応じてダミーの構成要素のクラスを非表示することも可能です。

これまで、壁とスラブの作り方を解説しました。
次回は壁とスラブの取り合いについて解説します。躯体や仕上げなどが関わった場合の設定方法がわかります。

Architect解説講座

第3回「壁結合」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

3.2.6 様々な結合方法

構成要素結合ツールの突き合わせ結合モードを使うことによって、様々な結合の仕方を作成することができます。

デザインのシチュエーションに応じて結合モードを使い分けてみてください。

構成要素の突き合わせ結合

構成要素の突き合わせ結合

 

【次回予告】
スラブツール」について解説します。
スラブも壁と同様に構成要素を持たせることができます。また、既存の壁オブジェクトを利用して便利に作成することも可能です。