よくある質問解説講座

第2回「グラフィックスの処理設定 MacBook Pro編」

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この記事は【2019年7月23日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

前回の「よくある質問解説講座」ではWindows(NVIDIA)環境でグラフィックスの設定方法をご紹介しました。

今回は引き続き、MacBook Proでの設定方法をご紹介します。

2-1. グラフィックスコントローラ(GPU)について[おさらい]

作成した図面やモデルを画面に表示させる際、その描画処理はPCのグラフィックスコントローラで行います。
Vectorworksのいくつかの機能は高いグラフィックスの性能を必要としますが、
この性能が推奨環境に満たないと、画面表示に関する不具合が起こる場合があります。

グラフィックスコントローラは以下の3種類があり、基本的にグラフィックボード又は単体グラフィックスを推奨しています。

CPU内蔵グラフィックス : CPUと一体タイプでCPUに内蔵されています。
単体グラフィックス : チップタイプでマザーボード上に取り付けられています。
グラフィックスボード : ボードタイプでパソコンの拡張スロットに増設されています。

詳しい推奨動作環境につきましては、こちらをご参照ください

 

2-2. MacBook Proのグラフィックス

MacBook Pro 15-inchでは、CPU内蔵グラフィックスとRedeonなどの高性能なグラフィックスの2つが搭載されています。
使用しているMacBook Proに搭載しているグラフィックスは、Appleメニュー >「このMacについて」から確認できます。

高性能なグラフィックスが搭載されたPCでも、Vectorworksの描写処理をCPU内蔵グラフィックスで行なっている場合があります。
その場合は、描画処理を常に高性能なグラフィックス上で行うように設定します。

 

2-3. グラフィックスの設定

今回使用するPC環境は以下です。

OS : macOS Mojave
CPU内蔵グラフィクス : Intel®️
グラフィックスボード : Radeon Pro

1. Appleメニュー>「システム環境設定」を選択します。

2. 「省エネルギー」を選択します。

3. 「グラフィックスの自動切り替え」のチェックボックスをクリックし、チェックを外します。

4. ダイアログを閉じたら設定は終了です。Vectorworksを再起動します。

 

2-3. その他の設定はこちら

よくある質問解説講座:第1回「グラフィックスの処理設定 Windows NVIDIA編」

よくある質問解説講座:第12回「グラフィックスの処理設定 Windows AMD編」

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