マリオネットオブジェクトを使ってパラメトリックデザインに挑戦しましょう。
スライダーノードを活用したパラメータスタディの方法を解説します。
マリオネット・スクリプト解説講座
第9回「パラメトリックデザイン」






Design without limits.
プロジェクト共有での作業は、各ユーザがレイヤや図形などをチェックアウトして行います。
チームメンバーの誰が、どんな操作ができるのかは、各メンバーに権限レベルを割り当てて管理します。
プロジェクト共有の管理者は、プロジェクトのために完了しなければならないタスクから、各メンバーに必要な権限レベルを割り振ります。「権限レベル」と「どのようなタスクを完了させることができるのか」を理解することで、チームメンバーのタスクに合った権限の設定に役立ちます。
権限レベルは、「レイヤを作成可能」なものから「既存レイヤの編集が可能」なものまでさまざまなものがあります。また、シンボル・壁スタイル・クラスなどの共有リソースの追加・編集・削除にも権限が必要です。
各権限レベルが持つ制限事項を理解し、メンバーに割り当てる権限の参考にします。
各プロジェクトファイルには、権限レベル「管理者」が2人以上いることを推奨しています。
これは、そのユーザが「管理者」の機能を使用するかどうかに関係なく、管理機能をバックアップするために必要なことです。
権限レベル | 説明 |
読み取り専用 | ∙ ファイルの内容の表示 ∙ ファイル内での移動 ∙ クラスおよびレイヤの表示設定の編集(反映はできません) ∙ ファイルのパブリッシュと取り出し |
レイヤ(制限付き) | 読み取り専用の権限レベルに、以下が加わります。 ∙ レイヤ上のオブジェクトの作成、削除、編集 ∙ ワークシート、スクリプト、スクリプトパレットの作成、削除、編集 ∙ 制限のない文書の環境設定や設定を編集する(反映はできません) ∙ 登録画面の作成と編集(反映はできません) ∙ ワーキングプレーンの作成と編集(反映はできません) |
レイヤ | レイヤ(制限付き)の権限レベルに、以下が加わります。 ∙ レイヤの作成、削除、編集 ∙ 登録画面の反映 ∙ パブリッシュ設定の作成、削除、編集、反映 ∙ 一括レンダリング設定の作成、削除、編集、反映 |
レイヤ/リソース | レイヤの権限に権限レベルに、以下が加わります。 ∙ リソースの作成、削除、編集 ∙ 寸法規格の作成、削除、編集 ∙ 模様の作成、削除、編集 |
プロジェクト | レイヤ/リソースの権限に権限レベルに、以下が加わります。 ∙ クラスの作成、削除、編集 ∙ ストーリの作成、削除、編集 ∙ マスターレイヤの設定と編集 ∙ Vectorworksファイルへの参照の作成、削除、編集 ∙ ファイル設定への制限付きアクセスの編集 ∙ すべてのファイル設定と反映 |
管理者 | プロジェクトの権限に権限レベルに、以下が加わります。 ∙ プロジェクト共有設定の管理 ∙ ユーザの追加、削除、編集 |
権限レベルに関する詳細は、Vectorworksヘルプ「権限レベルの説明」を参照してください。
ワーキングファイルと通常のVectorworksファイルとで機能は変わりません。共有ライブラリ・リソースへのアクセス方法や、ワークグループフォルダ(またはプロジェクトフォルダ)の使用方法も変わりません。
唯一の違いは、ワーキングファイルでの新しいリソース作成や、新しいリソースの取り込みに「レイヤ/リソース」以上の権限レベルが必要な点です。
その他、考慮すべきリソースとして「非描画データ」があります。
これには、クラス・ストーリ・登録画面などが含まれます。
リソースの編集に必要な権限レベルについては、Vectorworksヘルプの「リソースなど全般にわたるデータに必要な権限レベル」を参照してください。
また、今後公開予定のPDFテキストでも解説予定です。
プロジェクト共有の管理者に求められる役割として、以下の4つが挙げられます。
「プロジェクトチームメンバーの管理」「オブジェクト・レイヤのチェックアウト管理」には、管理者権限が必要です。
「プロジェクト共有の設定」「プロジェクトファイルのアーカイブ」に関しては、今後公開予定のPDFテキストで解説予定です。
一般的にプロジェクト管理者は、情報を参照するか取り込むかの判断や、ファイル構造・アーカイブに関する判断を、オフィスの標準やルールに合わせて行うことができます。
プロジェクト共有は、オフィスの既存標準にほとんど変更を加えることがないため、すべての新規プロジェクトに簡単に導入できます。
作業をしていく中で、メンバーをプロジェクトに追加したり、権限レベルを変更したりする必要があります。
前述の「プロジェクトファイルの作成方法」では、ファイルの意図しない変更を防ぐため、新しいチームメンバーのデフォルトの権限レベルは「読み取り専用」に設定することをおすすめしています。しかし、実際に作業する場合には、権限レベルを「レイヤ(制限付き)」以上に変更する必要があります。
権限レベルの変更を有効にするために、反映を使用する必要はありません。
ユーザがオブジェクトやレイヤをチェックアウトしたまま、リリースするのを忘れてしまったとき、管理者は管理者権限リリースができます。
管理者権限リリースは、極端にいえば「最後の手段」です。
管理者権限リリースは、そのユーザの反映されていない変更が破棄され、プロジェクトファイルに反映できなくなります。
そのユーザがチェックアウトしている、すべてのオブジェクト・レイヤがリリースされます。特定のレイヤやオブジェクトだけを選択してリリースすることはできません。
また、管理者がワーキングファイルを反映する必要はありません。
2021年に、Cloud Services上でプロジェクト共有が可能になりました!
詳細は以下記事にてご確認ください。
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プロジェクト共有の機能を理解するために必要な用語を解説します。
Vectorworks内のマルチユーザ環境。
プロジェクト共有は、Vectorworksファイル内で設計チームが同時に作業できるようにすることで、プロジェクトの体制と管理を効率化する環境を提供します。
プロジェクトの共有や共同作業のための「ハブ」として機能する単一のファイルです。
すべてのチームメンバーは、自分のワーキングファイルを通してプロジェクトファイルにアクセスできます。プロジェクトファイルは、新しいファイル拡張子.vwxpで指定されます。
プロジェクトファイルを開くと、ワーキングファイルが作成されます。これは、プロジェクトファイルが常にワーキングファイルを通してアクセスされることを意味します。
プロジェクトファイルは、チームメンバー全員がアクセスできるサーバか、クラウドベースのストレージフォルダに保存してください。
各チームメンバー固有のプロジェクトファイルのローカルコピーファイル。
ワーキングファイルは、プロジェクトファイルのデータを追加・削除・編集するために使用されます。すべてのモデリングと図面作成はワーキングファイルで行われ、その後プロジェクトファイルに反映されます。
ワーキングファイルは、新しいファイル拡張子.vwxwで指定されます。ワーキングファイルを開くと、ファイルのタイトルバーに「ワーキングファイル」と表示され、現在ワーキングファイルに入っていることを示します。
またワーキングファイルの名前は、プロジェクトファイル名を基にユーザ名が付加されたものになります。ワーキングファイルは各ユーザ固有のものであり、指定されたユーザのみが使用できます。
各ユーザが複数のワーキングファイルを作成することも可能ですが、推奨しません。
オブジェクト・デザインレイヤ・シートレイヤを独占的に使用するために「予約」すること。
ある人がレイヤ・オブジェクトをチェックアウトすると、その人がオーナーになります。そのオブジェクトやレイヤは、リリースされるまで他のチームメンバーは利用できなくなります。複数のレイヤ・オブジェクトを一度にチェックアウトすることができます。
チェックアウトしたオブジェクトやレイヤへの「予約」や独占的なアクセス権を放棄すること。これにより、他のメンバーがチェックアウトできるようになります。
ワーキングファイルで行った変更をプロジェクトファイルに保存すること。
ワーキングファイルの古い部分をすべて更新します。更新は、他のチームメンバーがプロジェクトファイルへの変更を反映した後に行われ、自分のワーキングファイルの一部古い部分が最新の状態になります。更新をしても自分のワーキングファイルを反映しませんし、反映されていない作業にも影響しません。
ワーキングファイルに行った変更を破棄し、プロジェクトファイルの正確なコピーを再読み込みします。これは、ワーキングファイルへの変更をプロジェクトファイルに反映せずに破棄する場合にのみ使用してください。
プロジェクトの期間中に頻繁に変更されない、指定された「特別な」レイヤ。
マスターレイヤには、変更したり上書きしたりしてはならない重要な情報が含まれている場合があります。例としては、プロジェクトの通り芯を含むデザインレイヤがあります。プロジェクト内に複数のマスターレイヤを持つことができます。
チェックアウトされたレイヤの独占的なアクセス権を維持したまま、ワーキングファイルがプロジェクトファイルから切断された状態。
オフラインモードでは、プロジェクトファイルが保存されているサーバにアクセスせずに作業を続けることができます。レイヤへの独占的なアクセス権を維持するためには、オフラインモードを使用する前にレイヤをチェックアウトする必要があります。ワーキングファイルがサーバとプロジェクトファイルに再接続されると、オフラインモードで行った変更をプロジェクトファイルに反映することができます。
Vectorworksのプロジェクト共有独自の機能として、プロジェクトチームの各メンバーに権限レベルを割り当てる機能です。権限レベルは、管理者から読み取り専用まであり、レイヤ/リソース、プロジェクト、と細かくコントロールすることができます。
管理者権限を持つユーザは、他のユーザによってチェックアウトされたオブジェクトやレイヤを強制的にリリースできます。
ワーキングファイルに加えられた変更で、プロジェクトファイルに反映されていないもの。
2021年に、Cloud Services上でプロジェクト共有が可能になりました!
詳細は以下記事にてご確認ください。
また、Vectorworks ヘルプからもプロジェクト共有に関する情報をご確認いただけます。
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