よくある質問解説講座

第16回「プロジェクト共有 – 概要編 – 」

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プロジェクト共有は、プロジェクトの管理・実行を効率化するマルチユーザ環境です。Vectorworksユーザが複数人で関わるプロジェクトを管理し、プロジェクトチーム内での効果的なコラボレーションとコミュニケーションを促進するために開発されました。

今回は、プロジェクト共有の概要をご紹介します。

16-1. はじめに

プロジェクト共有は1つのファイルから構成されます。

複数のユーザが同時にプロジェクトのさまざまな部分で作業できるため、大規模なプロジェクトを行う際に便利です。このマルチユーザ環境は、チームメンバー全員が知識や技術を共有しながら、一丸となってプロジェクトの設計や情報管理に取り組む環境を提供します。

また、図面作成の自動化・品質チェックやデータ抽出に単一の情報ソースを使用することで、BIMのメリットを最大限に引き出します。

プロジェクト共有の管理は、アクセス権ベースで行います。

チームメンバーは「レイヤ(デザインレイヤ・シートレイヤ)」「特定のオブジェクト」「オブジェクトのグループ」のいずれかにアクセスを許可されます。
それらをチェックアウトして作業を行ったり、変更を反映したりすることで、Vectorworks はメンバーが行った変更をチーム全体に情報を提供します。

 

16-2. 概要

プロジェクトファイルとワーキングファイル

プロジェクトファイル・ワーキングファイルイメージ

既存または新規のVectorworksファイルは、ファイルプロジェクト共有を選択するとプロジェクトファイルとして共有できます。
プロジェクトファイルはすべて、一時的なワーキングファイル(プロジェクトファイルのクローン)を作成して開きます。

注:プロジェクトファイル自体は実際には開かれません。
すべての変更・編集・調整は、ワーキングファイルを通して行われます。

 

ワーキングファイルでの作業

ワーキングファイルでは、必要に応じてオブジェクトやレイヤ全体をチェックアウトします。それと並行して、チームメンバーも別のオブジェクトやレイヤをチェックアウトし、自分のワーキングファイルで作業できます。

各ワーキングファイルには、プロジェクトファイルのすべての情報・ジオメトリ・データが含まれており、チェックアウトしたレイヤ・オブジェクトと、ユーザの権限レベルに基づいて各ワーキングファイルでの作業が制限されます。

変更内容をプロジェクトファイルに反映するには、ファイル保存して反映を実行します。変更されたレイヤ・オブジェクトは、本質的にはプロジェクトファイルに「差し込み」され、リソースのような非描画データはプロジェクトファイルに併合されます。一度保存して反映を実行すると、他の人は自分のワーキングファイルを更新することで、その変更を確認できます。

保存して反映を実行した後も、チェックアウトしたレイヤ・オブジェクトへの独占的なアクセス権は残っているので、ワーキングファイルに変更を加えることができます。これ以上変更を加える必要がない場合は、ファイルリリースしてファイルを閉じるを実行すると、チェックアウトしたレイヤ・オブジェクトへの独占的なアクセスが解除されます。

   詳しい操作方法は、今後の記事で解説予定です。

 

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