Architect解説講座

第8回「ビューポートの設定」

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この記事は【2014年2月19日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

8.4 プロパティ設定

データパレットには、細かいパラメータを設定できるプロパティボタンがあります。それぞれの項目を解説します。

8.4.1 各種倍率

 

・線、マーカー、ラインタイプ、ハッチング、文字の倍率

これらの設定は、ビューポートが表示しているデザインレイヤに作図された各種図形の線の太さやマーカーのサイズ、ラインタイプやハッチングの間隔、さらには文字の大きさを入力した数値で拡大縮小する機能です。

1より小さい数値の場合は縮小、1より大きい数値の場合は拡大します。
ただし、ビューポートの注釈に配置した図形はこの倍率の対象外となります。

拡大前のビューポート

倍率の設定

拡大された文字やマーカー

 

 

・実寸表示優先シンボルの倍率

Vectorworksのシンボルには縮尺に追従して大きさを変えるものと、出力時の大きさを固定して作成するものの2種類があります。このオプションは、出力時の大きさを固定したシンボル「実寸表示優先シンボル」の倍率を決める機能です。

ビューポート「1F平面図」には左側に方位マークが表示されていますが、これが実寸表示優先シンボルです。

ビューポートプロパティのシンボル倍率に0.5と入力して OK ボタンをクリックすると、方位マークが小さくなります。

縮尺追従シンボルには影響ありません。

拡大前のビューポート

実寸表示優先シンボルの倍率

縮小された方位マーク

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