Architect解説講座

第34回「BIMobjectツール」

ArchitectLandmarkDesigner

みなさん、BIMobjectのことをご存知でしょうか?
BIMオブジェクトのカタログメーカーである BIMobject Japanから、BIMデータが連結済みのさまざまな建築用コンテンツや家具を入手できます。
ご利用に追加料金はかかりません!これは使わない手はないですよね!

34-1. BIMobjectの特徴

BIMobjectとは、70万点以上のオブジェクトや製品情報を掲載する、世界No.1プラットフォームです。
BIMobjectには以下のような特徴があります。

  実際の製品に基づく正確なデータと仕様をもったBIM設計で利用できる2D/3Dのオブジェクト

  多岐にわたるジャンル・2300社以上のブランドからBIMオブジェクトをダウンロード可能

  ファイルタイプやブランド、製品カテゴリーなどで絞り込み検索

  Vectorworks上で直接BIMオブジェクトをダウンロード可能

BIMオブジェクトの一例
  Vectorworks 2020より、Vectorworks LandmarkにもBIMobjectツールが搭載され利用できるようになりました。

それでは、実際の使用方法を見てみましょう。

34-2. BIMobjectツール

1. 家具/建物ツールセットパレットのBIMobjectツールを選択します。
※Vectorworks Landmark 2023では建物ツールセットパレット

2. ツールバーには以下の5つのモードがあります。

a. ブラウズ/ダウンロードモード

ここから使用したいBIMオブジェクトを選択してダウンロードします。
ブランド名ファイルタイプBIMobjectカテゴリコンテンツ形式の4つのフィルタリングで表示するBIMオブジェクトを絞り込むことができます。

b. 情報を見るモード

選択中のBIMオブジェクトのメーカー製品データを表示します。

c. 更新モード

選択中のすべてのBIMオブジェクトを最新のメーカー製品データで更新します。
更新不要の場合は、以下のようなダイアログが表示されます。

d. BIMailモード

BIMobjectのホームページを開きます。
ここからもコンテンツをダウンロードしたり、概要や利用規約の確認などができます。

e. ユーザー設定モード

BIMobjectユーザー設定ダイアログが開きます。
コンテンツをダウンロードするデフォルトの場所や、2D属性がないコンテンツをオートハイブリッドに変換するなどの設定ができます。

3. ブラウズ/ダウンロードモードを選択します。

4. 検索やフィルタリングを行い、希望のBIMオブジェクトが見つかったらダウンロードをクリックします。

5.ダウンロードが完了したら、リソースマネージャに保存された該当シンボルを選択し、図面上に配置します。

  BIMobjectツールを初めて使用する際は、アカウントの作成とログインおよびアプリケーションのアクセス許可が必要です。
    • アカウントの作成とログイン

ブラウズ/ダウンロードモードを選択すると、以下のログイン画面が表示されます。
画面右下の会員登録をクリックし、アカウントを作成してログインを行ってください。
(登録は無料です)

※2023年9月現在、Googleアカウントでログインができません。恐れ入りますが、上記の会員登録など他の方法でログインを行なってください。

    • アプリケーションのアクセス許可

ログイン後に以下の画面が表示されます。
各項目にチェックを入れ、許可するをクリックしてください。

34-3. BIMオブジェクトの編集

ダウンロードしたBIMオブジェクトは、色や形状の編集をすることも可能です。
その際、上記でリソースマネージャから配置した「名前が赤文字のシンボル」を編集するのではなく、以下の手順となることにご注意ください。

1.  リソースマネージャ内の「zz_BIMobject_geometry」フォルダを開きます。

2. フォルダ内の編集したいシンボルを右クリックし、3Dを編集(2D図形を編集したい場合は2Dを編集)を選択します。

3. 編集画面でオブジェクトの色や形状を変更したら、右上のシンボルを出るをクリックします。

4. 編集したオブジェクトが変更されているか確認します。

みなさんも、ぜひBIMobjectをご活用ください!

 

この機能を利用できる製品

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