Landmark解説講座

第5回「舗装の作成」

LandmarkDesigner

5-3. 園路

公園の園路などを、舗床ツールで作成する方法をご紹介します。

1. 園路の中心線を、曲線ツールなどで描きます。

2. 図形の上で右クリックし、図形からオブジェクトを作成を選択して「オブジェクトタイプ:舗床」「プロパティを表示」「元図形を削除」を選びます。

3. 舗床の設定ダイアログで、「形式:パス」と園路の「幅:1500」を設定して「エリア(面)のパターン:敷石 パス用」を選択し、敷石1つ分の幅や長さを設定します。

4. 続いて、「枠の描画」にチェックを入れて「幅:100」を入力し、枠のパターンや背景色を設定します。「パスの枠:始点」「終点」のチェックは外しておきます。3D描画の「3D形状:スラブ」「厚み/高さ:100」「枠の厚み:100」メインテクスチャと境界線テクスチャを設定してOKします。

5. 2Dと3Dの表示を確認します。

6. 傾斜を設けたい場合は、データパレットの「傾斜モード」を角度や比率に設定し、「勾配」に数値を入力します。

 

 

お知らせ

【海外事例】Marionette Monday

「私たちは、非常に重要なことを実行する3つの一連のマリオネットスクリプトを活用することができました」とArbetter氏は述べています。

「1つ目のスクリプトは、あらかじめ樹木ID番号が割り当てられたテキストボックスを樹木シンボルに関連付けるために、分析されていない調査データ(円図形とテキストボックス)を見直します。スクリプトがこれを1対1のペアにすることができないと判断すると、テキストボックスの位置を調整し、各樹木シンボルが近接して関連付けられるまでスクリプトを再実行します。」

Existing tree plug-in objects. Image courtesy of Anna Arbetter.

Arbetter氏によると、また別のマリオネットスクリプトは、プロジェクトの働き者です。

2つ目のスクリプトは、各測量点に既存樹木オブジェクトを置き、ID番号を自動的に割り当てます。そして3つ目のスクリプトによって収集されたワークシートデータは、Vectorworksのデータパレットに自動的に入力されます。そのため、こういった情報入力を繰り返し手作業でする必要がなくなります。

ransferring of spreadsheet data. Image courtesy of Anna Arbetter.

これらのマリオネットスクリプトを使用することによって、Arbetter氏とFuturity社のワークフローは抜本的に変わりました。

「このスクリプトの最も重要で有益な点は、ヒューマンエラーの可能性をなくすことです」とArbetter氏は言います。「私たちはこのプロセス、とくにデータを扱う部分の作業を自動化することで、心配することなく手数を減らせます。現在では、あらゆる業務において私たちは、正しいデータを持っていると自負しています。」

この成功体験により、Arbetter氏は今後、作業の最適化のためVectorworksをカスタマイズする方法としてマリオネットを頼ることができます。これは、彼女が今まで気づかなかったことであり、多くのランドスケープアーキテクトにとってのメリットになり得るでしょう。

「この体験によって間違いなく多くのことを学びました。」とArbetter氏は述べています。 「他のLandmarkユーザとマリオネットについて話ができるのが楽しみです。」

元記事:Planet Vectorworks