植栽計画をする際に、日当たりや日陰を考慮する必要があると思います。
太陽光設定ツールを使って、日陰をシミュレーションしてみましょう。
36-1. 太陽光設定ツール
太陽光設定ツールは、特定の場所の特定の日時の太陽光を3Dでシミュレーションすることができます。
基本的な使い方は、こちらをご覧ください。
36-2. 1日の影の動きを図面で確認する
太陽光の光源も他の光源図形同様、1つのファイルに複数配置することが可能です。太陽光を3つ配置して、朝、昼、夕方の影の動きを確認します。
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- 敷地と建物をモデリングした図面に太陽光を3つ配置し、それぞれ時刻を10:00、13:00、17:00と設定します。
- 2. ビジュアライズパレットから、1つだけ太陽光光源をONにして、残り2つはOFFにします。
ビジュアライズパレットはウィンドウ>パレット>ビジュアライズから表示できます。![]()
3. ビューを上に切り替え、ビュー>ビューポートを作成を選択します。
4. 作成するレイヤからシートレイヤを選択し、OKをクリックします。
5. シートレイヤにビューポートが作成されます。
6. ビューポートを複製し、ビジュアライズパレットからONにする太陽光を変更します。
7. 手順6の作業を繰り返します。
ビューポートを作成することで、ビューポートごとに光源の制御ができるため、1日の影の動きを図面で確認することができます。
レンダリングモードをシェイド、シェイド設定のカラー、テクスチャをOFFにしておくと、より影の動きがわかりやすくなります。
36-3. 1年の影の動きをアニメーションで確認する
太陽光設定ツールは1日もしくは1年の太陽の動きをアニメーションで確認することができます。
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- 太陽光を配置したデザインレイヤに切り替え、太陽光設定のオブジェクトを選択します。
- オブジェクト情報パレットから、ソーラーアニメーションをクリックし、インタラクティブタブから時刻を設定します。
3. ムービー取り出しタブをクリックし、日付単位にチェックを入れてOKをクリックします。
4. ラベルを表示させたい箇所で1回クリックします。
5. ムービーファイルを保存する場所を指定し、OKをクリックします。
6. 取り出しが始まります。
植栽に適した日当たりの良い場所、日陰の多い場所を検討する際に、ぜひ太陽光設定ツールをご活用ください。
この機能を利用できる製品
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Vectorworks Architect建築設計や内装、ディスプレイデザインに対応した先進的なBIM・インテリア設計支援機能、拡張機能、さらには豊富な建築向けのデータライブラリを搭載した建築/内装業界向け製品 |
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Vectorworks Landmark地形モデルや多彩な植栽、灌水設備計画等に対応するランドスケープデザイン機能、さらには豊富な造園向けのデータライブラリを搭載した都市計画/造園業界向け製品 |
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Vectorworks Spotlightステージプランニングやライティング計画に対応した先進的な舞台照明計画支援機能、さらには各種メーカー製のトラスや照明機材、音響機器等の豊富なデータライブラリを搭載したエンタテインメント業界向け製品 |
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