Vectorworks社CEOであるBiplab Sarkarについてご紹介します。
コロナ禍での取り組みや、来日時のエピソードから彼について深く知ることができます。
一年ちょっと前、Vectorworks 社のCEOであるBiplab Sarkarは同社のコロンビア オフィスに居て、従業員はよくガラス張りのオフィスに立ち寄り、おしゃべりや質問をしていました。パンデミックが発生し、社内 がリモートワークに変わったとき、Biplabの従業員との意見交換の楽しみはなくなってしまいました。
そのギャップを埋めるために、経営陣はリモート会議を通じて会社の最新情報を提供することにはすぐに順応しましたが、それでも個人的なやり取りを確保する方法が必要でした。従業員エンゲージメント チームが企画したドライブスルー イベントでは、ソーシャルディスタンスを保って顔を合わせたり、楽しいゲームやアクティビティを提供したりしましたが、会話をする機会はまだ一部の人にとって難しいことがわかりました。
数週間後、Biplabはリモートチームのミーティングに参加し、従業員の質問に答えながら自分の経験を共有し始めました。人事チームにとって幸いなことに、最近Biplabが Vectorworksでの経歴と期間に関する公開Q&Aのために参加してくれました。
– Vectorworks社への道のりを教えてください。
「オハイオ州立大学で修士号と博士号を取得するために 1986 年にアメリカに来ました」と彼は答え、グループの方と一緒に笑いながら、「そこから私の年齢を計算しようとしないでください!」と続けました。さらに、Volkswagonが所有するデザイン ソフトウェア会社で、彼がミネソタ州で最初の職に就いたことを説明しました。彼はいくつかの別の会社で働き、Vectorworks社に来る前は平均3年から4年、それぞれの場所で働いていました。 Biplabは、同社を選んだ理由の1つは、メリーランドが落ち着いて子育てするのに適した場所だったためと述べました。
彼は、Vectorworks社での最初の数日間を思い出して笑いました。会社が急速に成長し、以前のワークスペースを超えて成長していたため、彼は廊下の机で Vectorworksと一緒に過ごしました。すぐに常設の場所に移動しましたが、Vectorworks社での最初の思い出は彼の心に残っています。
彼は、Vectorworks社の柔軟性と成長の機会についてコメントし、ジオメトリおよびレンダリングチームのマネージャーに加わり、CTOになる前に 7 年間勤務しました。その後、2016年にCEOの役割を引き継ぎました。興味深いことに、Biplabは当初、現在CIOである Paulの部下であり、Vectorworks社を前進させ続けるために仲間として協力することを楽しんでいました。
– 1日をよりよくするものは何ですか?
Biplabは笑って言いました、「経営陣は私のことをよく知っていますが、私は正直な性格なので、人々が聞きたがらないことを言わなければならない状況に陥ります」
彼の周りには、アイデアを交換したり、仕事の息抜きをする小さいグループができる傾向があります。BiplabはSteve Johnsonと良好な関係を築いており、午後には彼と情報交換をするように心がけています。
彼は、毎日の仕事に集中するために、親しい仲間たちと話すことは良い方法だと言いました。
それ以外に、彼は仕事中にお気に入りの曲を聴くことも好きです。
音楽は彼の博士号取得を助け、彼はプロとしてのキャリアを通じてその趣味を続けてきました。
Biplab は、ある従業員から受け取った200枚のレコードコレクションを思い出しながら微笑みました。「背景のフィルターのせいで、後ろのレコードを見せることはできませんが、彼はレコードを捨てようとしていたので、私は喜んで彼の手からそれらを引き取りました」と彼は言いました。
– それがきっかけでカラオケに夢中になったのですか?
いろんな曲が好きで、過去には一緒に音楽をやっていたVectorworks社員のグループもあったそうです。彼は人材の確保を楽しんでおり、社内に音楽の才能を持つ多くの従業員を誇りに思っています。
彼は地元の音楽パビリオンで同僚とコンサートに参加したことがあり、最近はサンタナのコンサートに参加しました。
「確かに、会社には隠れた才能がたくさんあります」
– カラオケの十八番といえる曲はありますか?
Biplab は笑顔で、定期的に歌っている曲がいくつかあると言いましたが、お気に入りはQueenのボヘミアン ラプソディです。
「また、ジャーニーの曲やその他のさまざまなジャンルの音楽も好きです」と彼は笑いました。
彼は、日本のディストリビュータであるA&Aを訪問するときはたいてい夕食とカラオケに行くので、カラオケを受け入れなければならなかったと言いました。
「カラオケは内気な一面を解放してくれ、彼らはそれをきちんと受け止めています」と彼は言い、Vectorworks社に入社してから 15~20 回日本を訪れていて、曲のレパートリーを増やしましたと話していました。
インタビューが終盤に入ると、Biplabは、私たちはオフィスに一緒にいることがなくなったので、みんなに会えて良かったと言いました。
彼は、会議中に新しいZoomフィルターを使用することを楽しんでおり、必要なときに気分を明るくするのに役立つと述べています。
チームは、Biplabが彼らの中に加わり、自身の話を共有してくれたことに対して感謝していました。
「私は、Biplabとの会話がすばらしいと思いました。私たちはまたこのような機会を設けるべきです。CEOは、とても気が重い役職です。しかし、彼はとても話し好きで、実直な人です。彼には、相手をリラックスさせる素晴らしい能力があります。私は彼のVectorworks社への道のりについて楽しみながら聞くことが出来ました。また母国を出て見知らぬ地に踏み出す人々を賞賛しています」と、Janetは言いました。
CHROのTaniaは同意して、こう付け加えます。「経営陣のメンバーとして、私はあなたのチームとつながり続けることがどんなに重要なことかわかりました。特にこれらの挑戦的な時代の中で、Biplabが私たちのチームの会議の一つに参加することを申し出てくれ、『何でも尋ねる』機会を私たちに与えてくれたので喜んで受け入れました。これは彼のような立場の人が、会社の人たちをより個人として知ることができるすばらしい方法であると思いました。そして、これはVectorworks社が従業員をどれだけ大切にしているのかを示しています。また、彼の旅行経験の話を聞くこともすばらしかったです」
同社は安全な職場環境のためにリモートワークを実践し続けます。我々はVectorworks社全体でより多くのオープンコミュニケーションをとれる機会を楽しみにしています。
和訳:大下万優子・谷島美夏