4-3.Vectorworks Architectでの読み込み
4-3-1.
既に作成した建築意匠モデルに、Rebro 2011で作成された設備モデルをIFCで取込みます。
設備モデルが取込まれました。
※別のVectorworksファイルに取り込み、外部参照として表示させることも可能です。この場合、建築意匠モデルのファイル容量は増加せず、意匠の変更やレンダリング等をストレス無く行なうことが出来ます。
Rebro側でのフロア高さの設定等が自動で引き継がれ、レイヤが作成されます。
青く選択表示されている部分が、RebroのIFCデータと共に取込まれたレイヤです。
Vectorwork意匠モデルと、取込まれたIFCデータです。
Rebroで記入されたIFCデータは、日本語にローカライズされたVectorworksにて、「日本語」で表示されます。
例えば、Rebroで作成された埋め込み型ベースライトのIFCエンティティを確認すると、「【照明器具】蛍光灯下面開放タイプ2灯 32型 4 2」と確認出来ます。
DXF(3D-DXF)等の3Dデータでは、この様な情報を付加することが出来ず、IFCだからこそ可能になる、連携の一例です。
これら埋め込み型ベースライトの情報を元に、Vectorworksで蛍光灯へ光源の設定を行ないました。
照明器具メーカーが配布している「配光データ」を用いると、更に現実的な照明環境を表現できます。
RenderworksはCINEMA 4Dのレンダリングエンジンを搭載しており、多数光源や室内を複雑に反射する光りを、現実的なスピードで計算・表現します。
また、Prasorid搭載により、より強力になったモデリングエンジンは、モデリングだけでなく、複雑な形状の切断等も難なくこなします。
断面図等の図面表現は、BIM実践講座をご覧ください。
Renderworksが無くても、陰線消去レンダリングでここまで表現可能です。