4-2. Rebro 2011での読み込みと作図
4-2-1.
Vectorworks Architectで作成した意匠データのIFCをRebroで読み込む。
IFC読み込みダイアログにて、Vectorworksのレイヤ高さを、Rebroに読み込みことが可能です。
また、構成要素タブにて、取込まれるIFCオブジェクトの数を事前に把握します。
Rebroにて、Vectorworksで作成したIFCモデルが取込まれました。
IFCファイルで取込んだモデルは建物全体ですので、作図編集が行ない易いよう、「クリップ機能」に1フロアだけを表示し、レイヤー制御で表示状態を調整します
4-2-2.
取込まれた意匠データを元に、設備図面を作図していきます。
単線、複線のどちらでも作図でき、切り替えることもできます。また、断面やCGを確認しながら作図を進めることも可能です。
別に作図したダクト図、衛生図を取り込み、総合図として表示することも出来ます。
必要に応じて干渉検査が出来ます。
意匠、構造、設備の何が干渉しているのかがリストアップされ、図面やCGにはバルーンで位置が表示されます。
位置を調整し、干渉個所が無くなるとバルーンが消え、リストも一行減ります。
機器器具にはユーザーが自由にプロパティ項目を追加することが出来ます。
追加した属性はIFCファイルに出力されます。
フロアの概念を持っていますので、作図の際は 4F+2900 といった高さ指定が可能です。
意匠モデルに設備を作図しました。
4-2-3. IFCファイルの出力
Rebroで描いた設備、意匠、構造、スリーブ等は、IFCファイルで出力することが可能です。
IFCファイル出力時、ダイアログで出力する対象、フロアを指定します。
Rebroより、IFC2x3のバージョンのIFCデータが書き出されます。