木造BIM開発記

壁から軸組を作成

この記事は【2015年3月31日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

壁から柱を作成するコマンドがひと段落しました。

これまで何回かでお見せしてきた開発過程ですが、結果として↓のような感じになりました。

柱を配置したい壁を選択します。このとき、壁以外のオブジェクトを選択していても大丈夫です。プログラム側が壁だけを対象として取り扱います。

壁の選択

コマンドを実行するとダイアログが表示されます。
管柱、間柱の高さ基準、サイズ、間隔を入力します。

設定ダイアログOK をクリックすると、指定した高さとサイズで管柱と間柱が作成されます。

柱の配置後もちろん、柱・間柱オブジェクトなので3D形状も確認できます。

3Dビューちなみに、選択した壁がスタイルでコアの指定がされているときは、そのコアの中心を取ります。コアがない場合やスタイルでない場合は、壁全体の中心を取るようになっています。
斜めに作成された壁については、水平垂直と同じピッチで配置します(正直者なので)。円弧壁は対象外となっています。この辺りは要望の上実装を検討します。

【追記】
ユーザ原点の移動、Architectの平面を回転にも対応させました。
このチェックが抜けてました。あぶねー (^_^;

このコマンドの開発は一旦ここで落ち着かせて、バグ取り(ないとは思いますが…)UIの調整、エラー処理をして、7月にはリリースできるようにします。
今後は建具の両脇に柱を置くオプションや、建具の上下に窓台・まぐさと短い間柱を配置するオプション、横架材の配置などを考えていきます。

目標とするワークフローは、

  • 間取りを作成
  • スペースに変換
  • スペースから壁を作成
    • 必要であればスタイルの壁に置き換え
  • 壁から軸組を作成
  • 屋根から軸組を作成
  • 筋交いの配置
  • 偏心率計算、壁量計算

これができるだけ省力化できれば良いなぁと思ってます。

これから壁量計算の機能を詰めていきます。

では、また後日…

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