第49回「ポイント間複製ツールを使いこなそう！」
全国各地で無料操作体験セミナー「オープンキャンパス」を実施していますが、その体験セミナーでご紹介すると「この機能便利ですね。知らなかった。」と業種問わずよく⽿にするのがポイント間複製ツールです。
今回はこの機能をご紹介します。
49-1. ポイント間複製ツールとは
ポイント間複製ツールは、配列複製と違いマウスで指定し⼀定の間隔で図形を複製するツールです。 モード毎に使い⽅をご紹介します。
49-2. 各モードの紹介
49-2-1. 移動モード
セレクションツールの移動⽅法との⼤きな違いは、移動したい図形を選択し、マウスクリックした距離で移動ができることです。
1. 移動する図形を選択し、ポイント間複製ツールを選択します。モードは移動モードにします。（上図参照）
2. 図形の基点となる箇所でマウスをクリックします。
3. 次に、移動先の基点でクリックしますと、移動前の基点と同じ距離に図形が移動します。
３の操作の時にCtrlキー（Windows）またはOptionキー（Mac）を押しながらマウスクリックすると移動ではなく複製されます。
図形を選択せずにポイント間複製ツールを選んでしまったら、Altキー（Windows）またはCommandキー（Mac）を押しながらマウスクリックで図形を選択できます。
49-2-2. 移動と複製モード
1. 図形を選択しポイント間複製ツールを選択します。
2. モードは移動と複製モードにします。サブモードの図形の保持モードをオンにします。複製の数を⼊⼒します。（上図参照）
3. 図形の基点となる箇所でマウスクリックします。
- 4. 配置する隣の基点となる箇所でマウスクリックします。
-
5. 結果、同じピッチでその先に複製の数で指定した分複製されます。
49-2-3. 均等配置モード
1. 図形を選択しポイント間複製ツールを選択します。
2. モードを均等配置モードにします。（上図参照）
3. 図形の基点となる箇所でマウスクリックします。
4. 最後に複製する箇所の基点をクリックします。（この図の場合は5個⽬の複製先）
5. 結果、クリックした2点間で複製の数＋元図形で均等配置します。
図形の保持モードがオフの場合は、元の図形はなくなります。
選択状態の保持モードがオンの場合は、複製後も元図形は選択した状態をキープします。
49-2-4. 参照点モード
参照する箇所から対象図形の配置を修正するときに利⽤するモードです。
1. 図形を選択しポイント間複製ツールを選択します。
2. モードを参照点モードにします。（上記参照）
3. ①参照する箇所でクリックし、②図形の任意の箇所でクリックします。
4. ダイアログが表⽰され現在の①と②の距離がオフセットに表⽰されますので修正後の距離を⼊⼒し、最初にクリックした側がどちらかを指定します。（今回の場合は参照点が最初のクリックです）
5. 図形が指定した距離に配置されます。
壁に配置した建具などのシンボル図形を選択すると、オブジェクト情報パレットに位置を設定ボタンがあります。
これをクリックするとポイント間複製ツールの参照点モードに切り替わります。
複製した図形がシンボルだったらこんな応用もできます
ちなみに、このように同じ⾞種が並ぶ駐⾞場はあまり⾒ないので、いくつか別の⾞種に変更します。 ⾞のシンボルを選択し、オブジェクト情報パレットの置き換えボタンで別⾞種のシンボルに変更したり、間引いたりします。
いかがでしたか？ ご紹介したこの機能は、別の題材を使いオープンキャンパスで操作体験できます。他にも様々な機能をご紹介しています。お近くで開催の際はぜひご参加ください。
オープンキャンパスについて詳しくはこちらをご覧ください。みなさまのお越しをお待ちしています！
この機能を利用できる製品
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