Landmark解説講座

新着記事第35回「縁石ツール」

ArchitectLandmarkDesigner

今回のバージョンから新たに搭載された縁石ツールを使用すると、道路の縁石、舗床の枠、縁取りに加えて、プールの周りの笠石など、さまざまなオブジェクトを作成できます。
ここでは、舗床に縁石を作成する方法をご紹介します。

35-1. 縁石の作成

1. 敷地計画ツールセットパレットから縁石ツールを選択します。

 

2. ツールバーから縁石スタイルを選択し、関連付け選択モードと個別に選択モードを選択します。

  縁石スタイル

縁石スタイルは、Vectorworks ライブラリから選択できます。


 

3. 縁石をつけたい舗床(今回は歩道の図形)のエッジをクリックしEnterキーを押します。指定したエッジに縁石が作成されます。

  縁石ツールの各モード紹介



縁石スタイル: 配置する縁石スタイルを選択できます。
関連付け選択モード:舗床またはランドスケープエリアの辺と関連付けます。舗床またはランドスケープエリアを変形するとそれに連動して縁石も変化します。
自立型選択モード: 選択した舗床、ランドスケープエリア、壁、または曲線の辺に沿って縁石のパスを定義します。ただし、選択した図形とは連動しません。
頂点モード: 多角形ツールのようにマウスクリックで縁石が作成できます。
すべての選択モード:選択した図形のすべての辺に沿って縁石が作図できます。
個別に選択モード: 選択した図形の指定する辺に沿って縁石が作図できます。

35-2. オリジナルの縁石

既存のスタイルではなく、独自の縁石を作成できます。シンボルを利用する方法と断面を描く方法があります。

35-2-1. パスシンボル

1. 縁石にしたい形状の3Dモデルを作成し、シンボル登録します。

2. 縁石ツールのツールバーから設定ボタンをクリックします。

3. 縁石設定ダイアログのパスシンボルペインで境界枠設定をクリックし、選択中の列からシンボルを選択します。

35-2-2. パス押し出し

1. ツールバーの設定ボタンをクリックします。

2. 縁石設定ダイアログのパス押し出しペインで押し出しコンポーネントを編集をクリックします。

3. 編集画面で、縁石の断面を描きます。

 

  押し出しコンポーネント

縁石の断面形状は、1つの図形でなくても大丈夫です。2つ3つと組み合わせて様々な断面形状を描くことができます。

 

 

35-3. 縁石の編集

縁石は変形ツールで形状を編集したり、切り下げなどの挿入物を入れることができます。

1. 作成された縁石をセレクションツールでダブルクリックします。自動的に変形ツールが選択されます。

2. ツールバーには、縁石を編集する専用のモードが表示されます。挿入物編集モード、追加モードを選択し、挿入物シンボルを選択します。

 

3. 挿入物を入れたい箇所でクリックすると、挿入物シンボルで選択した図形と置き換わります。

 

 

縁石ツールの動画はこちらをご覧ください。

また、現在実施中のVectorworksオープンキャンパスで縁石機能の操作体験ができます。お近くで開催の際はぜひお越しください。

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