Vectorworks のリソースマネージャには、様々な種類のリソースが登録されています。
絞り込みや検索などしながら使いたいリソースを探すことが出来ますが、このテクスチャを使うこと多いんだよな…いちいち検索して探すのが手間…という場面や、このシンボルはすぐに使えるようにいつでもすぐ分かる場所に置いておきたい！など思うことがあるかも知れません。
今回は、リソースマネージャにあるお気に入り機能を活用する方法をご紹介します。
目次
42-1. お気に入り機能とは
Vectorworks のリソースマネージャは、初期設定で3つのペインに分かれています。
左端のファイルブラウザペインにて、開いているファイル、お気に入りファイル、さまざまなライブラリファイルが一覧表示され、ここからリソースにアクセスできます。
開いているファイルグループは常に表示されており、パレット左上の表示切り替えボタンを使用すると、他のファイルグループを表示または非表示にできます。
ここにあるお気に入りに、よく使うテクスチャやシンボル、スタイルなどをファイルに保存して追加し、常に表示することができます。
42-2. お気に入りに登録する方法
初期状態ではお気に入りには何も登録されていません。ユーザーが任意で追加登録を行う必要があります。登録の方法をご紹介します。
42-2-1. 現在作業しているファイルをそのまま登録する
現在作業しているファイルに、お気に入りに登録したいシンボルやテクスチャが使われている場合はそのまま登録します。
1. ファイル＞保存で、ファイル名をつけて保存します。すでに名前をつけて保存しているファイルの場合は上書き保存されます。
2. リソースマネージャのアクション＞選択したファイルをお気に入りとして登録をクリックします。
3. 表示されたお気に入りファイルを追加ダイアログで、ルート（トップレベル）が指定されている状態でOKします。
4. お気に入りに追加されたファイル名をクリックすると、シンボルやテクスチャが選択できます。
閉じているファイルをお気に入りに登録したい場合は、リソースマネージャのアクション＞お気に入りファイルを追加をクリックし、ファイルを指定します。
42-2-2. 新規ファイルにリソースを取り込んで登録する
シンボルなどのリソースを取り込んでお気に入りに登録します。
1. ファイル＞新規から新規ファイルを作成します。
2. リソースマネージャからお気に入りに追加したいリソースを選択していきます。ダブルクリックなどで一時的に選択するか、右クリックしてコンテキストメニューから取り込むを選択するとアクティブファイルに追加されていきます。（複数選択しての取り込みも可能です）
3. 取り込む際、保存先のフォルダを指定できます。
指定しない場合はフォルダ階層を保持を選択します。新たにフォルダを作成して保存したい場合は左下の新規フォルダから作成します。
4. リソースマネージャ上部のホームボタンをクリックすると、アクティブファイル（現在作業しているファイル）に追加されているリソースの一覧が確認できます。適宜追加をしたら、ファイルを保存します。
5. リソースマネージャから、アクション＞選択したファイルをお気に入りとして登録を行うと、お気に入りに追加されます。
これにより、使用頻度の高いリソースを登録したファイルを都度開かなくても、常にリソースマネージャのお気に入りに表示され、いつでも使い始めることができるようになります。
42-3. お気に入りの整理整頓
上記の方法でお気に入りに直接ファイルを追加していくことができますが、増やしていくとお気に入りの中がごちゃごちゃになっていきがちです。
その場合は、お気に入りフォルダを作成して整理することができます。
1. アクション＞新規お気に入りフォルダを選択するか、お気に入りライブラリの上で右クリックして新規お気に入りフォルダを選択します。名前を設定するとライブラリ内にフォルダが追加されます。
2. お気に入りフォルダにファイルを追加する場合は、42-2の手順で登録する際、お気に入りファイルを追加ダイアログで作成したお気に入りフォルダを選択します。
また、ここで右下の新規お気に入りフォルダから新規に作成をすることもできます。
お気に入りではなく、ユーザーライブラリにファイルを追加する方法もあります。その方法についてはこちらの記事をご参照ください。
みなさまにあった方法で、リソースマネージャを便利に活用しましょう！
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