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【海外事例】Visionで祝う40周年の名作

この記事は【2018年12月26日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
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ミュージカル ウィズの公開40周年を記念して、テキサス州ヒューストンにあるTUTS(Theater Under the Stars)は、この古典ブロードウェイミュージカルの公演を発表しました。ニューヨークで活動する照明デザイナーAlex Jainchill氏が担当することになりました。

Jainchill氏は、Playwrights Horizons(非営利団体)のライティングデザインを担当していて、Oregon Shakespeare Festival劇場、Denver Center for the Performing Arts劇場、 Arena Stage劇場、Cleveland Play House劇団などでもライティングデザインを担当しています。Jainchill氏は、2つのブロードウェイ公演、American Airlines TheatreのOld TimesとBooth TheatreのSignificant Otherでアソシエイト ライティングデザイナーとして活動し、そのほか、演劇Dear Evan Hansenワールドプレミアでもアシスタントライティングデザイナーをしていました。

Jainchill氏は、3月にミュージカル ウィズの契約をしたあとすぐにヒューストンを訪れて、劇場を見学し、プロダクションチームのほかのメンバーと会いました。彼らは数回のミーティングを重ねていき、最終的にはビデオデザイナーAaron Rhyne氏の漏斗状の巨大なキャンバスの背景をもつセットデザインのコンセプトを考えました。

Alex氏は、この複雑なセットでのあかりは挑戦だとわかっていましたが、Alex氏はVectorworksのデザインとプリビジュアライゼーションツールの力でそれが可能になることを知っていました。Jainchill氏は、「Visionを使うことは素晴らしいこと」「より強力になり簡単で使いやすくなっています。」と言っています。

ミュージカル ウィズでドロシーを演じているSalome B. Smith氏
画像提供:Jason Sherwood氏

「非対称的な漏斗状のオブジェクトに光を入れるためには、決められた位置にライトを配置しなければならなかったため、一般の2D断面では不規則なセットには効果がないことを私はわかっていました」と彼は続けました。「この独特なセットを照らすことは、Visionなしでは全体的に頭痛の種でした。私は、プログラマーのBen Fichthorn氏と三日間過ごし、すべての照明器具が正しく配置されていることを確認しました。」

Jainchill氏のレンダリング作品

Jainchill氏は、レンダリングツールとしてVisionを明確に使用したのはこれが初めてでした。彼が3Dモデルを作成したあと、チームのほかのメンバーがすぐに参加して共同作業ができるようになり、シームレスな連携が可能になりました。「このショーで大きな問題はマスキングでした」とJainchill氏は言っています。「マスキングの計画がどのようになるのか、実際に表現できたことは非常に大きなことでした」

「皆、ショーの結果にとても満足していました」と彼はいい「一緒に働いていたチームが大好きでした。私たちはセットのために大胆な内容を考え出しました。Aaron氏は大きなキャンバスに美しい仕事をしました。そして、Visionのおかげで私は人々を照らすことができました。」と言っています。

画像提供:Jason Sherwood氏