IFCファイルの壁の名称は、SAVE-建築の壁の材料記号として連携されます。
壁を柱で分断したモデルでは柱の箇所にあたる部分の、壁の名称が引き継がれませんので、SAVE-建築に組み込まれている、デフォルトの「WAL-01」が材料記号として割り当てられます。
柱を壁が貫通したモデ ルでは、外壁全てに壁の名称「Wall」が引き継がれています。Vectorworks側で柱を壁で貫通したモデルを 作成しておく理由は、壁がない部分の名前連携の欠落を防ぐためです。
材料の層構成の設定はSAVE-建築側で行います。
壁の材料記号「Wall」に対して、材料の層構成を設定します。
設計初期段階で、壁の材料が決まっていない場合は、Vectorworks側で壁に名前を付けておくだけで、その後の検討がしやすくなります。
材料の層構成の具体的な検討は、材料が決まってからPAL計算側で行えばよいので、Vectorworksで壁の名前を変えておけば、異なる壁材として識別されますので、SAVE建築で材料の設定をしやすくなります。
屋根の名称は、SAVE-建築の屋根の材料記号に連携されますので、壁と同様に、材料の層構成を設定します。
窓の名称は、SAVE-建築の開口の材料記号に連携されます。開口は「W-1」という名前が引き継がれています。
開口の材料記号「W-1」に対して、ガラス材を設定します。
最後に、リアルタイム計算でPAL値を確認します。