今回のバージョンでトラスが更に便利に配置できるようになりました。それらの向上した機能をご紹介します。
36-1. 複数配置モード
以前からあるモードですが、今回のバージョンから配置している最中にプレビューが表示され、作業しながら確定後の様子がわかるようになりました。
36-2. 挿入点の変更モード
新しく追加されたこのモードのボタンを使うと、簡単に既存のトラスにドッキングしながら配置ができます。
36-2-1. 掴んでるマグネットを確認
トラスツールで、配置するトラスシンボルを選び、マウスカーソルを図面上に移動しますと、マウスカーソルのそばにいずれかのマグネットがあります。
これはマウスがそのマグネットを掴んでいることを意味します。
マグネット同士でドッキングしてトラスを繋いでいきますが、図のように思惑と違う位置で繋ごうとするときもあります。
そのときに、ツールバーの挿入点の変更モードを押すと、マウスが掴んでいるマグネットを切り替えられます。
マグネットを正しく掴んだら配置します。1回目のクリックで配置箇所を決めます。
I (アイ)キーがショートカットです。
ショートカットを使用するとわざわざツールバーまでマウスを動かさなくてすむので便利です。
下図の場合はマグネットが3つあるので、3回目のクリックで元の位置に戻ります。
36-2-2. 向きの調整
配置が決まるとワーキングプレーンが表示されますので、マウスを動かして向きを調整し、向かせたい方向になりましたらもう一度クリックして配置を確定します。
ワーキングプレーンとは
通常、VectorworksはZ座標0のところに図形が描かれます。これをレイヤプレーンと呼んでいます。
ワーキングプレーンは仮想の地面です。これが表示されているときは、Vectorworksはここが地面と認識して図形を描きます。
ワーキングプレーンが表示されているときは、回転もワーキングプレーンに対して行われます。
36-3. 自動番号付けモード
この機能を使うと、名前などに自動でナンバリングしながら配置ができます。
自動番号付け設定でナンバリングの設定をします。自動番号付けモードをオンにして配置します。配置した図形には、設定の項目が順番にナンバリングされていきます。
Spotlightの機能強化の新機能動画はこちらをご覧ください。
また、現在実施中のVectorworksオープンキャンパスでトラスツールの操作体験ができます。お近くで開催の際はぜひお越しください。
この機能を利用できる製品
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Vectorworks Spotlightステージプランニングやライティング計画に対応した先進的な舞台照明計画支援機能、さらには各種メーカー製のトラスや照明機材、音響機器等の豊富なデータライブラリを搭載したエンタテインメント業界向け製品 |
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Vectorworks Design Suite専門分野別(建築設計/ディスプレイデザイン、ランドスケープデザイン、ステージデザイン&スポットライトプランニング)の設計支援機能、拡張機能、さらには豊富なデータライブラリを搭載した最上位の製品 |