Architect解説講座

新着記事第41回「屋根とトップライト」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

Vectorworksは屋根面や屋根作成コマンドで屋根を作成できますが、ここにトップライト(天窓)を簡単につけられるのをご存知でしょうか?
ライブラリに入っているトップライトの他に、自分で作成したオリジナルの窓シンボルも簡単に設置ができます。

41-1. トップライトを設ける

1. リソースマネージャパレットから配置する窓シンボルをダブルクリックで選択し、配置したい屋根の上でマウスをクリックします。

2. 表示されたドーマー設定ダイアログでトップライト編集を選択すると、設定画面が切り替わり、配置する窓の位置を壁(妻側)からの距離壁(軒側)からの距離で指定します。
OKをクリックして、トップライトを配置します。

 

  トップライトシンボルの仕様
トップライトとして使用する窓のシンボルは、3Dシンボルであること、挿入点は前のビューでは図形の中央にある必要があります。

41-2. ドーマーからの変更

ドーマーを配置した後にトップライトに変更したい場合は、屋根を選択しドーマー下のマーカーをクリックすると、ドーマー設定ダイアログが表示されるので、先ほどの方法でトップライトに切り替えられます。

41-3. 屋根の作成方法

屋根は2種類の作成方法があります。
屋根の形状や状況に合わせて使い分けることが可能です。

それぞれの作成方法をご紹介します。

41-3-1. 屋根作成コマンド

1. 外壁を選択後、建築>屋根作成を選択し、ダイアログで各項目の設定をしてOKをクリックします。

 Landmarkの場合は、ランドスケープ>建築を選択

Spotlightの場合は、舞台照明>建築を選択

2. 壁の形状に応じて寄棟の屋根を生成します。切妻屋根などに変更したい場合はその屋根面のマーカーをクリックするとダイアログが表示され屋根形状を変更できます。

3. 妻壁を選択後、建築>図形に壁をはめ込むを選択して、ダイアログで設定すると屋根の形状に合わせ壁が調整されます。

図形に壁をはめ込むコマンドについて、詳しくはこちら

41-3-2. 屋根面コマンド

1. 屋根伏図を描くように四角形多角形ツールで作図後に、作成した図形を選択して建築>屋根面を選択し、ダイアログで設定します。

2. 軒の位置をマウスクリックで、線を描くように指定し、棟の方向にマウスを向けて3点目のクリックをすると、ダイアログで設定した傾斜で屋根面が作成されます。反対側の屋根はミラー反転ツールで作成します。

41-4. 屋根の活用

屋根も壁と同様にスタイルの設定ができます。
構成要素を設定して勾配天井や、勾配を調整して壁ツールでは表現できない傾斜壁の代用も可能です。

 

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