よくある質問解説講座

第43回「スナップ機能の紹介_スマートエッジスナップ編」

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Vectorworksにはスナップという精確な作図の手助けとなる機能があります。
スナップにはさまざまな種類があり、それぞれ機能を理解して使用することで、作図の効率が格段にアップします。
今回は、スナップ機能の中からスマートエッジスナップについてご紹介します。

以前の記事でスマートポイントスナップについてもご紹介しています。詳しくはこちら

43-1. スマートエッジスナップってどんな機能?

スマートエッジスナップを有効にすると、指定した辺の延長線上や指定した辺から特定の距離に補助線を表示させ、スナップすることができます。
スマートエッジを設定するには、指定した秒数の間、図形の辺上でカーソルをゆっくりと動かします。

このスマートエッジ(補助線)は最大で2つ設定することができ、図形を水平や垂直に整列できるほか、スマートエッジ間の二等分線や平行線上にスナップさせることができます。

スマートエッジスナップを有効にするには、表示バーにあるスマートエッジスナップをクリックして有効にします。

 過去バージョンのVectorworksでは、各種スナップアイコンの位置が異なります。
Vectorworks 2023、2022:作業画面右下のステータスバー
Vectorworks 2021以前:スナップパレット

スマートエッジスナップにある機能は、上記アイコンをダブルクリック右クリックまたはクリックの長押しをすることで開くことができるスマートエッジスナップ設定ポップオーバーから確認や変更が可能です。

 前提条件として、スマートエッジを設定するには図形スナップを、後述するスマートエッジの機能を使用するには角度スナップを、平行や鉛直などのヒントを表示するにはスクリーンヒントを表示オプションをあらかじめ有効にしておく必要があります。

 

43-2. スマートエッジスナップ設定

それでは、スマートエッジスナップの具体的な設定について見ていきましょう。

  スマートエッジ表示のためのマウス停止時間

指定した秒数の間カーソルを図形の辺上で動かすと、辺の延長線上にスマートエッジが設定されます。
このオプションが無効、もしくはスマートエッジスナップが無効になっていても、Tキーを押すことでスマートエッジを設定できます。

  二等分線にスナップ

2つのスマートエッジと交差する二等分線を破線で表示し、その破線にスナップさせることができます。

  スナップのオフセット

スマートエッジから設定した数値分オフセットした位置にスナップします。

  平行線上にスナップ

設定したスマートエッジと平行になる角度に補助線が表示されます。

  デフォルト設定にリセット

スマートエッジスナップ設定をデフォルトにリセットします。

 

スマートエッジスナップを使用することで、辺の延長線上の交点を把握したり、ハッチングなどの目地を他の図形の角度に素早く合わせたりすることができます。

スマートエッジスナップを有効活用して、作業効率をアップしましょう!

この機能を利用できる製品

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