Vectorworks Liveはいかがでしたでしょうか?
3年振りのリアル開催が叶い、感無量です。参加されたみなさま、ありがとうございました。
Design Blogでは、来年のVectorworks 2023リリースまでおすすめの新機能を紹介していきます。
まずは、トップ注目機能から。
新しいシェイドレンダリング設定
Vectorworksの最新バージョンでは、シェイドレンダリングが大幅にアップデートされています。
バージョン2021までOpenGLと呼ばれていたシェイドレンダリングは、素早くレンダリング結果を表示できる反面、表現できる機能に制限が色々とありました。
2023からは、光源のレンダリング表示を9個以上可能にし、グローやバンプのテクスチャも表現できるようになります。また、環境光を含む背景テクスチャやオブジェクトの反射もサポートしています。
シェイドレンダリングでこれらの属性がすべて利用できることで、ウォークスルーやアニメーションにも反映させることが容易となり、デザイン中に3Dモデルをより深く理解することができます。
辺のオフセットツール
3Dのモデリングをより簡易にする新しいツールが搭載されました。
辺のオフセットツールは、平面や曲面から辺をオフセットし、プッシュ/プルをしての変形や新たな図形の作成が可能です。
従来のバージョンではいくつかの図形を組み合わせて作成が必要だったこれらの作業が、より少ないステップで柔軟にでき、素早くアイデアを実現します。
断面ビューポートの高速化
断面ビューポートは、計算や処理をバックグラウンドで行うことが可能になり、Vectorworks Graphics Moduleを活用できます。
これにより、断面ビューポート処理時のメモリは最大80%削減され、生成が最大6倍高速化されました。
図面作成のスピードアップと断面ビューポートの処理における快適さを実感できます。
データタグの機能強化
データタグは、図面に注釈を入れるのに最適な方法です。
Vectorworks 2023では、このデータタグの作成とカスタマイズのコントロールも強化されています。
オブジェクトの関連付けを直感的に見つけて変更したり、必要に応じてインスタンスごとにさまざまな単位を表示したり、シートレイヤやデザインレイヤで使用するための縮尺を定義したりすることができます。
Vectorworks 2023は、このようにワークフローの高速化をテーマに実用的な機能を搭載し、プロセスを合理化することで、より良い品質でより速く作業できるように開発されています。
Vectorworks 2023について、詳しくはこちらからご確認ください。
Vectorworks Liveの様子はこちらからご覧いただけます。