Spotlight解説講座

第18回「ホイストの作成」

SpotlightDesigner

この記事は【2021年8月25日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

トラスなどの吊り元をワイヤーなどで天井からぶら下げる場合、いくつかの方法がありますが、今回はホイストと呼ばれる電動で上げ下げできる装置をご紹介します。

ホイストは、ワイヤーをモーターで巻き取ることができる装置で、ワイヤーの長さを調整することで吊り元の高さを調整できるものです。

Vectorworks Spotlightにもホイストツールが搭載されています。天井の固定点と吊り元となるトラスなどを接続すると、高さ設定を調整することでホイストのワイヤー長と吊り元の高さが連動します。

18-1. 天井吊り点の配置

まずは、ホイストを固定する原点を配置します。
すでにトラスを1つ配置してあります。トラスの種類は「トラス ストレート Tomcat TC1212-192B」です。

ツールで配置

1. リギングツールセットパレットから天井吊り点ツールを選択します。

2. ツールバーのシンボルで、吊り点の表示として任意のシンボルを選択します。

3. トラス上の任意の位置でクリックして、天井吊り点を配置します。このとき、トラスの中心から離れすぎないようにします。

4. 配置した天井吊り点をすべて選択し、オブジェクト情報パレットのZで高さを調整します。

コマンドで配置

1. 天井吊り点を配置したい構造物(3D基準点や柱状体、ほかのトラスなど)を選択します。ここでは3,000mmに配置した3D基準点を選択しています。

2. 舞台照明リギング選択した位置に天井吊り点を挿入を選択します。

3. シンボル選択ダイアログで、天井吊り点の任意のシンボルを選択します。

4. 選択していた構造物の高さに合わせて天井吊り点が配置されます。

この機能を利用できる製品

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