今回はExpo会場の様子をお伝えします。
会場を一望するところがなかったので、部分的な写真になりますが、かなり広い会場をブースが埋め尽くしています。約15,800平米に800社近くが出展しているようです。
施設はGeorgia World Congress Centerで、全体で36万平米になります。東京ビッグサイトが24万平米なので、1.5倍になります。
アメリカには主要都市には、これくらいの規模のコンベンションセンターがあります。AIAは毎年こういった施設を巡っています。
出展企業を見てみると、日系の会社も見受けられました。
■YKK AP
もちろんサッシュを展示していました。毎年大きめのブースを構えていて、遠くからでも見つけることができます。
■ニチハ
外壁材メーカのニチハもブースを出していました。レンガや木目調などアメリカンな香り漂う外装材です。
■クラレ
初めて見ました、クラレの現地法人。カウンターに飾ってある力士の人形に気を取られ、ブースの写真を撮り忘れてしまいました。強化ガラスを展示していました。
ブースの人から「ミラバケッソ知ってる?」と聞かれました。
日本でも有名な企業
■ダイソン
日本では掃除機で有名なダイソンです。海外ではハンドドライヤーも展開しています。アメリカの空港では意外と目にすることが多く、かなり強力な風で乾かしてくれます。
今回は、新製品である水栓とハンドドライヤーが合体したものも展示してありました。
企業以外にもAIAによるパネル展示がありました。
■モシェ・サフディ氏の作品
今年のゴールドメダリストであるモシェ・サフディ氏の作品パネルが展示されています。古くはアビタ67、近作ではマリーナベイ・サンズのパネルが飾ってありました。
■その他の受賞
他にもいろいろな分野での受賞作品が展示されていました。
例えば、銀座を始めとする世界各地のApple Storeで有名なBohlin Cywinski Jacksonの作品は、Interior Architectureの分野で受賞していました。
あとは、ヘッドフォンで有名なBeats by Dreの本社のインテリアを設計したBestor ArchitectureなどもInterior Architectureで受賞していました。
■最優秀事務所賞
と訳せば良いのかわかりませんが、AIA Architecture Firm Award Winnerに選ばれたのは、Ehrlich Architectsでした。ここには、日本人の柳井隆さんがパートナーとして参加されていますね。
事務所の歴史が、各時代の作品とともに紹介されていました。
ソフトウェアもあります。
■bluebeam
新たにNemetschekグループに入ったbluebeamです。PDFベースのワークフローを提供していて、ベクトルベースのPDFから寸法や面積を集計していくことができます。また、クラウドを利用したコラボレーション機能も持っています。リビジョンごとでどこが違っているのかをビジュアルで見せる機能もありました。
■Vectorworks
ちゃんと出展しています!
今年はブースでのライブデモはなく、立ち寄った人の質問に合わせて説明するという感じでした。多くのユーザや検討者で賑わっていました。
こんなブースも
■Architect Live
建築家によるトークセッションです。一応タイムテーブルが決まっているようで、それぞれのテーマに合わせて建築家が話をするという感じです。
ステージの前には椅子ではなくソファがあり、聞き手もリラックスしていました。途中でスパークリングワインが振舞われたりもしていました。
そんな感じのAIAカンファレンスを見てきました。基本的にはセッション中心で、紹介できていないものも見聞きしてきました。
来年は5/19〜21にフィラデルフィアで開催されるそうです。興味のある方はぜひ。
ちなみに…
アトランタで買い物をするときにカードを使ったのですが、毎回ID(パスポート)の提示を求められました。他の都市では言われたことなかったので、アトランタに行かれる際は、外出時にパスポートを携帯しておいたほうが良いと思います。
それでは。