突然ですが、米国アトランタに来ています。
目的は、毎年開催されている米国建築家協会(AIA)のカンファレンス&エキスポへの参加です。BIM関係の情報収集と各種研究発表を聞きに来ました。
2008年〜2013年まで毎年来ていましたが、今回は2年ぶりの参加です。
まずは、アトランタの紹介から。
最初に思いつくのが、1996年のオリンピック開催都市だと思います。中心部には記念公園もあり、多くの人が思い思いに過ごしていました。自分が通った時にはR&Bの音楽祭をやっていました。
また米国南部で最大級の都市で、2014年時点で世界第36位の都市として評価されているようです(Wikipediaより)。
有名な企業としては、コカコーラやCNN、デルタ航空がこのアトランタに本社を置いています。
スポーツにおいても、バスケットボールのホークス、野球のブレーブス(川上憲伸が過去在籍)、アメフトのファルコンズの本拠地になっています。
そして何よりも、BIM発祥のジョージア工科大学があり、チャールズ・イーストマン教授が「Building Product Modeling」を提唱したのが始まりと言われています。
今でもジョージア工科大学はBIMの先進的な教育・研究機関として有名だそうです。
そんな都市でカンファレンスが開催されます。
レジストレーションを済ませ、各種資料をもらってきました。
AIAのロゴは、アメリカの団体でよく使われる鷲がモチーフになっています。
このカンファレンスは、日本で言うところの建築学会と建築・建材展を合わせたようなイベントで、いろいろな研究発表や事例発表がありながら、展示会場ではソフトメーカから建具メーカまで多くの企業が出展しているという、日本ではあまり見かけないケースのイベントです。
で、面白いところではAIA Storeが会場内にあり、建築関係の書籍やデザイングッズ、AIAロゴ入りTシャツまで揃っています。これであなたもAIAメンバー!
主なセッションは木曜日からスタートしますが、それに先立って、TAP Innovation Awardsの授賞式があり、参加してきました。
TAPとは、AIAの中にあるグループで「Technology in Architectural Practice」の略になっています。つまり、実務の中に先進的技術を取り入れていくことを目的したグループで、優れた事務所に送られるのがこの賞です。
今年はVectorworks開発元のJeffrey Ouelletteが長となって活動しています。
Jeffは、昨年12月の発表会の際に来日し、東京と大阪でIFCにおけるVectorworksの取り組みについて話してもらいました。
以下は授賞式会場の様子です。
アメリカの人たちと話していてスゴい思うのが、特に名刺を渡さなくても、一回自己紹介するだけで、次に会った時にちゃんと名前を覚えていてくれることです。
日本人の名前は難しいと思うのですが…
逆に自分は欧米人の名前を覚えるのは得意ではありません。名刺をもらって、何回も反芻しないとダメですね。
著名な建設ITジャーナリストの姿も見かけました。
各セッションや展示会の様子も「できる限り」アップしていこうと思います。
なので、今回は一応「その1」ということで。