実践OpenBIM

8. CADWe’ll TfasIV との連携

この記事は【2012年2月1日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

8-2. CADWe’ll TfasIV での読み込み

8-2-1. 意匠データのIFCを CADWe’ll TfasIV で読み込む

IFC読込み時に「IFCインポート」ダイアログが表示され、展開対象の階や必要な要素種別を限定して読込むことが可能です。

縮尺自動調整をチェックすれば、縮尺の設定や用紙枠の位置が自動的に調整されます。

インポート設定1

読込み要素指定

要素数調査を行うと、IFC ファイル内の図形要素数と展開時に生成される面の概数を把握することができます。

インポート設定2

意匠データが読込まれました。
CADWe’ll TfasIV では、IFCデータを1フロアごとにシートを作成して読込みます。

意匠モデルの読込み

作成されたシートにVectorworksのレイヤ高さ情報が設定されていることを、シート設定やシート基準高さ設定ダイアログで確認できます。

シート基準高さ設定

Vectorworksで作成した建築IFC 3Dモデルが取込まれたことが確認できます。

モデル確認

 

8-2-2. 設備の作図

取込まれた意匠データを元に、設備図面を作図していきます。

まず、作図対象フロアに設備用シートを作成し、基準高さ設定でフロアと対応付けます。「1F空調」シートを作成し、「ストーリー1」に対応付けました。

フロアとの対応付け

作図編集がし易いよう、シート操作によりIFCファイルで取込んだ建物全体のモデルのうち、作図対象のフロア以外を非表示にします。

表示・非表示設定