実践OpenBIM

6. FlowDesigner 9 との連携

この記事は【2011年12月7日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

FlowDesignerでは、建物の細かな部材も取込める為、外気風を流して建物内部の自然換気などの解析も可能です。

修正を加えた解析モデル全体です。

修正後の解析モデル

 

解析の設定については、この画面の設定だけで解析が可能です。詳しい専門知識がなくても簡単に設定を行うことができます。

FlowDesigner9では外気風の風速・風向などを時間変化させる機能も追加されました。

外気条件設定

 

北西風による気流のべクトル表示です。

モデル全体にフォーカスを当てて、色つきの細かいベクトルを表示させることで、気流の強弱をわかりやすく表現することができます。

北西風の気流ベクトル表示

 

南風による気流のべクトル・コンター表示です。

建物のある部分に少しクローズアップし、風速をコンター表示、気流を固定色のベクトル表示することで、気流の流れる方向・強弱ともに表現することができます。

南風の気流ベクトル・コンター表示

 

解析対象建物にクローズアップ。

解析対象にクローズアップ

 

ビル風の評価基準として、環境アセスメントにも用いられる『風評価ランク機能』での解析結果。

16方向の風の影響を自動的に解析し、強風による影響の程度を評価ランク基準に従って表示できます。

風評価ランク機能での解析結果

 

FlowDesigner9の解析結果ムービー