あけましておめでとうございます!2025年もDesign Blogをどうぞよろしくお願いいたします。
Vectorworks 2025の発売も、来週に迫りました!
Countdown 2025の最終回は、Vectorworksをより便利にお使いいただけるいろいろな機能のご紹介です。
目次
1. 名前一括変更の改善
名前一括変更ダイアログに「レンダーカメラ」と「光源」の2つのカテゴリと、複数の動作の設定オプションが追加されました。選択した項目のみを表示を有効にすることで修正するカテゴリのみを表示できるようになっています。
2. 隠線消去レンダリングの改良
隠線消去レンダリングおよびポリゴンレンダリングモードでクリップキューブが利用可能になりました。クリップキューブでの表示をデザインレイヤ上やビューポートに反映できます。
3. クラスの複製と編集
クラス名の上で右クリックから複製して編集を実行すると、「対象のクラス名 2」の名前で新たにクラスが作成され、自動的に編集ダイアログが表示されます。これによりクリック数を減らし作業効率を上げることが可能になります。
4. 複数画像のインポート
一度に複数のイメージファイルをドラッグ&ドロップした際も、イメージファイルの情報ダイアログが一度だけ開き、すべてのイメージに同じ設定が適用されるようになりました。
(この機能はArchitect、Landmark、Spotlight、Design Suiteに搭載)
5. AI Visualizerの追加機能
プロンプトの呼び戻しボタンが追加され、画像の生成に使用したプロンプトなどのパラメータを再度AI Visualizerで呼び出すことができます。これにより、ユーザーは設定を再利用して、図面全体で一貫した外観を持つ新しい画像を生成したり、PNGまたはVWXファイルを介して他のVectorworksユーザーと設定を共有することができます。
また、シームレスタイリングを有効にするオプションを選択して生成した画像を使用すると、テクスチャや背景で使用できる繰り返しパターンを簡単に作成できます。
さらに、アルファチャンネルを含むオブジェクトの画像を作成できるようになりました。人物や植栽など、添景として使えるイメージ画像を簡単に生成可能です。
※AI Visualizer機能は、Vectorworks Service Select契約者およびサブスクリプションライセンスの所有者が利用できます。
6. Vectorworksクラウドドキュメントレビュワー
新しいVectorworks Cloud Servicesの2Dビューアが搭載されました。任意のシートレイヤやワークシートをクライアントや共同作業者と共有し、webが有効なあらゆるデバイスで表示できます。
また、これらのビューアにコメント機能が追加されました。Vectorworksにクラウドビューアで行ったすべてのコメントが表示されるドキュメント共有コメントパレットが実装され、ファイルの所有者はVectorworksデスクトップアプリケーションを離れることなく、それらを表示、編集することができます。
Countdownの記事をご覧いただきながら、Vectorworks 2025のリリースを楽しみにお待ちください。
Vectorworks 2025について、現在ティザーサイトが公開されております。詳しくはこちらからご確認ください。
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