今年も残すところ1ヶ月をきりました。アドベントカレンダーとまではいきませんが、来年1月15日のリリースを心待ちにしながらVectorworks 2025を紹介してまいります。第一弾は、主な新機能の紹介です。
1. オンスクリーンビューコントロール
3D空間を常に把握しながらマウスクリックで直感的にビューをコントロールできるナビゲーションが搭載されました。
現在のビューが視覚化されることで空間を把握しやすくなり、Vectorworksを初めて使う方でもスムーズなビューのコントロールが可能です。
2. 二点透視投影
外観パースなどによく使用される投影法の1つです。設定した投影法は、モードを有効にしている間はビューを変更しても維持されます。ビューポートでも二点透視投影をすぐに設定できるためパース表現の効果も向上します。
3. オブジェクトレベルの表示設定
デザインレイヤやクラスの他に、オブジェクト毎に表示設定がコントロールできるようになりました。表示、非表示、ゴースト表示という半透明の表示方法が選択できます。ビューポートでも利用ができ、さらにデータの可視化で保存も可能です。今まで以上に、迅速で柔軟なワークフローを提供します。
(この機能はArchitect、Landmark、Spotlight、Design Suiteに搭載)
4. カウンタートップ
キャビネットの位置に合わせたカウンタートップや独立したカウンターを素早く作成することができます。縁の処理やバッグガードの設定、シンクの挿入も可能です。効率的に質の高いビジュアルを実現します。
(この機能はArchitect、Landmark、Spotlight、Design Suiteに搭載)
5. BIM/建設の分類
国や地域で定められているBIMの分類ルールを使用し、オブジェクトとそのサブパーツに分類を割り当て一元管理します。BIMのデータ互換と仕様書の作成効率を向上させます。
(この機能はArchitect、Landmark、Design Suiteに搭載)
6. 縁石、境界と枠
パスに沿って断面図形やシンボルを配置することでモデルを作成し、コーナーの指定や切り下げなどの挿入物も追加できます。さらに、舗床やランドスケープエリアに関連付けることも可能です。スタイルを使用するとデザイン全体で一貫性が保たれ、修正などの手作業を軽減します。
(この機能はArchitect、Landmark、Design Suiteに搭載)
7. 地質測点
共同作業者との間で地理的なプロジェクト基準点を迅速に設定する方法を提供し、時間を節約します。従来の基準点の機能は保ちつつ、地理座標(緯度経度)や真北角度を一度に指定することが可能です。さらに、地質測点の配置時に三角測量の残り2点を設定したり、プロジェクトの高さを使用できます。
(この機能はArchitect、Landmark、Spotlight、Design Suiteに搭載)
8. Showcase
リアルタイムプレビジュアライゼーションがVectorworks内で直接利用可能になりました。照明機器の直感的なライブコントロールが可能で、アプリケーションを離れることなく、一貫してショーのテストランを行えます。
(この機能はSpotlight、Design Suiteに搭載)
Vectorworks2025は業務のパフォーマンスを向上させる便利な機能や驚きの新機能を数多く搭載しています。第二弾は「旧バージョンからの機能強化」をご紹介します。
ご紹介しました新機能や動作環境などの詳しい情報につきましては、こちらのVectorworks 2025 ティザーサイトをあわせてご覧ください。