Vectorworksテクニカルサポートチームより、Vectorworks 2018/2019 をご利用のみなさまに重要なご案内です。
過去に弊社サポートページの重要なお知らせにも掲載しておりますが、一部のWindows環境において、Vectorworks 2018/2019 が起動できないとのお問い合わせが増加しております。
ここでは当現象についての詳細をご説明していきます。
当現象については、下記のページにてご案内しております。
■Intel Ice Lake以降のCPU搭載PCでVectorworks 2019が起動できない現象について
当現象について
対象製品 | Vectorworks 2018/2019 シリーズ |
対象環境 | 2019年に発表されたIntelの第10世代Coreプロセッサ「Ice Lakeマイクロアーキテクチャ」に基づいて製造されたCPU(Core i3、i5、i7 等)※ を搭載するWindows PC |
発生する現象 | Vectorworksを起動しても強制終了してしまい、正常に起動できない |
※Intel第10世代以降のCoreプロセッサ環境でも同様の現象が発生する可能性があります。
PCの新規購入やリプレイス等をご検討の場合、現在市販されているPCは第10世代Ice Lake以降のプロセッサが搭載されたものが一般的となります。
そのため、Vectorworks 2018/2019 をご利用の場合には本現象が発生する可能性がございます。
CPUの世代の調べ方
ご使用中のPCに搭載されているCPUの種類を調べたい場合は、以下の手順をご参考ください。
・Windows10の場合
Windowsの「設定」>「システム」>「詳細設定」を開き、「デバイスの仕様」の『プロセッサ』項目をご確認ください。ここに搭載CPUの詳細な情報が表示されます。
※OSのバージョンにより記載箇所が異なる場合があります。
記載されている情報をインターネット上で検索いただくと、IntelのWebサイトが検索上位に表示されます。
当該サイトの「製品コレクション」の項目に「第〇世代」と記載されている情報をご確認ください。
当現象の対処方法について
・Vectorworks 2019 の場合
当現象は Vectorworks 2019 サービスパック6 (SP6) へアップデートすることで改善します。
サービスパックの詳細につきましては、こちらをご参照ください。
・Vectorworks 2018 の場合
Vectorworks 2018 につきましては、恐れ入りますがアップデータ等はリリースされておらず、また今後のリリース予定もございません。
このため、Intel第10世代以降のCoreプロセッサ環境ではご利用いただけません。
Intel第10世代Coreプロセッサ「Ice Lakeマイクロアーキテクチャ」は、Vectorworks 2018の開発終了後にリリースされたハードウエアのため、当該環境への対応予定はございません。何卒ご了承ください。
Vectorworks 2020 以降の製品につきましては、当現象は発生しません。
以上の点をご考慮いただき、ご利用環境等をご検討いただければと存じます。
この機能を利用できる製品
Vectorworks Fundamentals2D/3D汎用作図機能に、プレゼンボード作成機能や図面と連動できる表計算機能など、数多くの基本作図機能に加え、高品質レンダリング&3Dビジュアライズ機能を搭載したVectorworksシリーズの基本製品 |
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Vectorworks Architect建築設計や内装、ディスプレイデザインに対応した先進的なBIM・インテリア設計支援機能、拡張機能、さらには豊富な建築向けのデータライブラリを搭載した建築/内装業界向け製品 |
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Vectorworks Landmark地形モデルや多彩な植栽、灌水設備計画等に対応するランドスケープデザイン機能、さらには豊富な造園向けのデータライブラリを搭載した都市計画/造園業界向け製品 |
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Vectorworks Spotlightステージプランニングやライティング計画に対応した先進的な舞台照明計画支援機能、さらには各種メーカー製のトラスや照明機材、音響機器等の豊富なデータライブラリを搭載したエンタテインメント業界向け製品 |
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Vectorworks Design Suite専門分野別(建築設計/ディスプレイデザイン、ランドスケープデザイン、ステージデザイン&スポットライトプランニング)の設計支援機能、拡張機能、さらには豊富なデータライブラリを搭載した最上位の製品 |