morisu722様
ご質問いただきましてありがとうございます。
>住宅設計の為のBIM入門のP90-P93において、記載通りに3Dパスを作成してもハゼが横向きにできてしまいます。
お問い合わせの現象を確認いたしました。
これは、Vectorworks 2021より3Dパス図形の動作に変更が加えられたことが要因と考えられます。
パスとなる図形がZ方向に傾いている場合、傾きの角度にかかわらず2D/平面から見たときのパスの方向によって断面が回転します。
テキストの手順で3Dパス図形を作成する場合、3Dパス図形コマンド実行前に断面となる図形を「-90°」回転してから実行してみてください。
>出来上がったハゼの長さを切断ツールにて調整しようとしても切断できませんとエラーメッセージが出てしまいます。
お問い合わせの現象を確認できませんでした。
弊社環境では、テキストの手順で作成した3Dパス図形に対して切断ツールを使用したところ、正常に切断することができました。
切断ツールでエラーが発生する原因の多くは、断面図形に何らかの問題(図形が閉じていない、多角形がねじれている、断面形状が複雑すぎる、など)が発生している可能性がございます。
お手数ですが、断面図形を作成し直してみたり、一旦断面図形を単純な四角形等で作成して正常に切断が出来るかどうかお試しください。
>3D通り芯の作成方法も教えて頂けると助かります。
お問い合わせの「3D通り芯」ですが、住宅設計の為のBIM入門のP21-P22に記載されている木造メニュー内の通り芯を作成コマンドのことかと存じます。
上記コマンドは、Vectorworks 2021よりさらに機能が強化されたグリッド線ツールが搭載されたことにより、木造BIMツールから廃止されたためVectorworks 2022ではご利用いただけません。
グリッド線ツールでは、2Dの通り芯はもちろんのこと、立面のビューポートや断面ビューポートでも正確にグリッド線(通り芯)を表示することが可能です。
グリッド線ツールの詳しい使用方法につきましては、Vectorworksヘルプをご参照ください。
https://product-help.vectorworks.net/2022/jpn/VW2022_Guide/Annotation2/Structural_grids.htm
また、弊社ホームページのDesign Blogの中でも、グリッド線ツールの使用方法をご紹介しております。
https://bim.aanda.co.jp/blog/2021/01/7401/
以上、ご参考くださいますようお願いいたします。