よくある質問解説講座

第45回「クラス割り当てのヒント」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

クラスは、図面作成の際にオブジェクトを管理する機能です。クラスを設定する際、どこから始めればいいか悩む方も少なくないと思います。今回は、クラスの割り当てに使える便利な機能を紹介します。

※今回紹介するのはArchitect、Landmark、Spotlight、Design Suiteに搭載されている機能も含みます。

  クラスの基本的な機能、作成方法はこちらをご覧ください。

45-1. クラスの初期設定

新規ファイルを開くと初期設定で一般寸法クラスが用意されています。

特に設定を変更しなければ、通常のオブジェクトは一般クラス、寸法のツールで作成されたオブジェクトは寸法クラスに割り当てられます。

ここでは、高さの設定ができるデザインレイヤを、1階や2階などの「場所」、属性の設定ができるクラスを、壁や建具などの「もの」で分けます。
※プロジェクトの内容により、効果的なクラスの分け方は異なります。この投稿は、クラスを設定する際の1つのヒントとしてご覧いただければと思います。

45-2. クラスを切り替えるタイミング

例えば、建物の図面を作成する場合、ツールやドアツールなど専門のツールを使うことが多々あります。ツールでは壁オブジェクトが作成され、ドアツールではドアオブジェクトが作成されます。

作図ツールを切り替えるタイミングでクラスも切り替えると、オブジェクトごとにクラスを割り当てることができます。どこから始めていいかわからない場合は、オブジェクトタイプごとにクラス分けしてみましょう。

45-3. 作図した後にクラスを割り当てる

オブジェクトは、作図する際にアクティブになっているクラスに割り当てられますが、作図を進めるにあたり、毎回クラスを変更するのが煩わしく感じることもあると思います。

そんな時は、一旦一般クラスに作図をしてからクラスを変更するという方法も使ってみてください。
クラスの割り当ては、オブジェクトを選択し、オブジェクト情報パレットのクラスから変更することができます。

その場合、類似図形選択ツールを使うと簡単にオブジェクトタイプごとに図形を選択できます。

1. 基本パレットの類似図形選択ツールを選択し、ツールバーから類似図形選択ツール設定ボタンをクリックします。
2. オブジェクトタイプにチェックを入れ、OKをクリックします。

3. ドアを1つクリックすると、他に作図されているドアも一気に選択することができます。

4. その状態で、オブジェクト情報パレットからクラスを変更します。
5. 他の図形も同じ要領でクラスを割り当てます。

45-4. シンボルやスタイルを使ってクラスを作成する

家具や建具などはシンボル登録して使うことが多いと思います。シンボルは配置する際に割り当てるクラスを指定することが可能です。

1. リソースマネージャから、シンボルを右クリックし、シンボルオプションの編集を選択します。
2. シンボルオプションダイアログボックスのクラスの割り当てから指定します。

ここで指定することにより、アクティブクラスが何になっていたとしても、指定したクラスに配置されます。そのファイルに該当するクラスがない場合は自動で作成されます。

  シンボル以外にもドアスタイルや壁スタイルなどでも同様に設定ができます。

45-5. 一般クラスに割り当てられている図形を見つける

データの可視化の機能を使うと、一般クラスに作成されている図形を簡単に見つけることができます。

1. データの可視化新規設定をクリックします。

2. 可視化名を入力し、表示条件からカラー「オブジェクトが使用する一般項目」「クラス」と設定します。

3. 現在作成されているクラスが一覧で表示されます。
4. 一般を選択し、編集ボタンをクリックします。

5. 属性を適用にチェックを入れます。
6. 線種をそれぞれカラーにし、任意の色を選択します。
7. OKをクリックしダイアログボックスを閉じます。

8. その他のオブジェクトをグレイにするにチェックを入れ、OKをクリックします。

これで設定が完了です。

この機能を使う場合は、表示バーのデータの可視化のプルダウンから作成した可視化設定にチェックを入れます。
そうすると、一般クラスの図形が一目瞭然です。

45-6. テンプレートで保存

クラスの設定が完了したら、テンプレートで保存しておくことをお勧めします。設定が完了したテンプレートを使うことで、一から設定を行う手間を省きます。また、社内ルールに則った図面を作成することができます。

1. ファイルを保存し、用紙に作図された図形をすべて削除しておきます。
2. クラスなどの設定が完了していることを確認します。また、よく使うシンボルやスタイルも保存しておくと便利です。

3. ファイル>テンプレート保存を選択します。

4. 名前と保存場所を指定し、OKをクリックします。

  デフォルトでTemplatesフォルダが指定されています。このフォルダに保存すると、新規でファイルを作成するとき、テンプレートを使用のリストから選択することができます。

クラスは図面を整理するのに必要不可欠な機能です。今回紹介した機能が図面作成の効率化に役立てれば幸いです。

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