Landmark解説講座

第3回「地形断面図の作成」

ArchitectLandmarkDesigner

この記事は【2018年6月29日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

断面ビューポートを作成する以外に、断面図を作成コマンドで地形モデルの断面図をデザインレイヤ上にも作成することができます。
ここでは、同じスパンで測点を描画する方法と、指定した測定点で作成する方法とをご紹介します。

3-1. 同じスパンの測点の断面図

1. 多角形ツールまたは曲線ツールで、断面図を作成したいラインを描画します。

2. 土木造園断面図を作成を選択します。「指定間隔で測点を描画:」に任意の数値を入力します。
背景グリッドの線、および現況地形と計画地形の数値の色は、ここで設定することができます。

3. 詳細設定ボタンをクリックします。地形モデルの断面ダイアログで必要事項を設定します。
距離に対して高さの変化があまりない(起伏が激しくない)場合、「上下の倍率:」の数値を大きくするとわかりやすい図が作成できます。

4. 同じレイヤの原点(X:0、Y:0)に断面図が作成されます。

3-2. 指定した測定点の断面図(Landmark機能)

1. 曲線ツールで、断面図を作成したいラインを描画します。

2. 土木造園道路道路線形上に測点を配置を選択し、「測点の間隔を指定:」に任意の数値を入力します。

3. 作成した曲線上に、測定点が配置されます。セレクションツールで測定点をドラッグし、等高線などに合わせるよう位置を調整します。

4. 曲線を選択し、土木造園断面図を作成をクリックします。「測点を描画」「断面線が持つ測点上に描画」にチェックを入れてOKします。

5. 断面図が作成されます。

3-3. 断面図を調整

1. 断面図の上でダブルクリックをして、グループ図形の編集画面に入ります。

2. 直線ツールでZ=0レベルに横線をひき、多角形ツールの境界の内側モードを選択します。

3. 断面線とZ=0の直線との間でクリックし、続けて隣の断面線と曲線の間でsiftキーを押しながらクリックして面図形を作成していきます。

4. 加工前後関係最後へを選択し、属性パレットでグラデーションをつけて、画面右上のグループを出るをクリックします。

5. 地形モデルを選択し、データパレットの「2Dスタイル:高さの色分け」に変更します。

6. リソースマネージャから、3-3-4で割り当てたグラデーションを以下のように編集します。

7. 地形モデルと合わせて見やすい断面図が出来上がります。

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