木造BIM開発記

開発記はじめました

この記事は【2015年1月20日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

先週金曜日に木造BIMツールの無償提供を始めましたが、ダウンロードしていただけましたでしょうか?
今後も機能強化を図っていきますが、あわせてどんな感じで開発しているか、時間のあるときにアップしていきたいと思います。

記事をアップするのにあまり時間は割けないので、文体も少しラフになると思いますが、その辺りはご勘弁を。
仕様についてのご意見も大歓迎ですので、コメント欄に書き込んでください。

さてさて、まずは地震力における壁量計算でベースとなる四分割法についてです。

今考えているフローは…
1. 各階のBIMモデル内のスペース図形を取得
2. フロアごとの全体の形状を把握
3. X, Y方向の端部から1/4の領域を算出
4. それぞれの領域の耐力壁を抽出
と、ざっくりとこんな感じで進めようと思っています。

もちろん、2階張り出し部などの考慮も必要ですが、基本的には上のフローで足りるはずです。1階と2階の全体形状で幾何計算をすることで対応していきます。

1と2は割と簡単なので、重要なのは3の部分です。
複雑な形状にも対応しないといけないので、その辺りを頭に入れながら基本ロジックを作成しました。

↓こんな感じになります。

四分割_1_前

四分割_1_後

 

↓端部が複数箇所に別れる場合も抽出されます。

四分割_2_前 四分割_2_後

 

あとは、このロジックの前後に、全体形状の把握と、分割された領域の耐力壁抽出を入れていきます。
さらに、例外処理も考えながら組み立てていきます。

では、また後日…