実践OpenBIM

10. Solibri Model Checkerの紹介

この記事は【2012年12月18日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

10-2-3. 「確認」タブ

この画面は、SMCの心臓部といっても良いでしょう。

左上の「確認」画面から各種ルールセットを呼び出して、モデルチェックを行ないます。

確認タブ

 

今回は推奨ルールセットの「BIMの検証」を行ないました。

推奨ルールセット画面

「BIMの検証」は、

  1. [モデル構造の確認]
  2. [コンポーネントと構造形式]
  3. [前面のクリアランス]
  4. [欠陥の検出]
  5. [スペースの確認]
  6. [スペースグループの分析]
  7. [干渉部分の確認]

の各種ルールセットから構成された、ルールセットのグループになります。

この「BIMの検証」では、「 建物モデルが正しく出来ているか?」という基本的な項目を確認するもので、出来上がったモデルに対して、最初にチェックすべきルールセットと言えます。

g.[干渉部分の確認]を更に展開してみると、[干渉部分-同じ種類のコンポーネント][干渉部分-異なるコンポーネント][備品と他の構造物との干渉部分]のセットが含まれます。

ルールセットのクローズアップ

ルールセットの展開

[ 干渉部分-同じ種類のコンポーネント]を更に展開すると、個々のルールが格納されております。

ルールのパラメータ

では、更に[干渉部分-同じ種類のコンポーネント]の[壁-壁の干渉部分]のパラメータを見てみましょう。

ここでは、壁同士の干渉を確認する為のパラメータを組んでおりますが、何の分野(意匠と構造か、構造と設備なのか等々…)において、どのコンポーネント同士が干渉しているかの確認を設定できます。

また、干渉する場合も、オブジェクト同士どの程度のクリアランスを許容するか等も設定できますので、ユーザー側では不必要な干渉チェックを除外して、本当に確認したい干渉部のみを洗い出し、注視することが可能です。