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BIM実践講座:ビム・アーキテクツに聞く

  • 2011年6月15日(水) 10:00
BIM実践講座 6月後半より、「BIM実践講座」がこのブログで連載されますが、それに先立って講座の講師ならびに製作を担当して頂く、ビム・アーキテクツさんへインタビューを行ないました。

講師の方々を知って頂き、これから始まる「BIM実践講座」へ沢山参加して頂ければ幸いです。

左から、ビム・アーキテクツ 山際東氏、永井啓一氏、A&A竹口太郎

竹口:
本日は「BIM実践講座」を始めるにあたり、ビム・アーキテクツのお二人を紹介したく、このような場を設けました。
まずは、ビム・アーキテクツさんの業務内容をお教え頂けますでしょうか。

山際:
BIMによる設計業務、BIMのコンサルティング、業務支援、モデル入力、そしてBIMソフトの教育を行なっています。
また、建築学会のワーキンググループやBIMソフトのユーザー会、セミナー等も積極的行なっています。

国土交通省による本格的なBIM案件、「新宿労働総合庁舎
国土交通省官庁営繕部が平成22年に試行したプロジェクト。
新宿百人町に地下1階地上5階建て、延べ床面積3,000㎡の庁舎ビルをBIMにより設計する。公募型プロポーザルが行なわれ、梓設計が選定された。
BIMモデルから各種必要図面を作成するだけでなく、BIMを行なわない場合との比較や、人員等のコストの違いも調査する。
」の設計では、梓設計さんとともに「BIM担当技術者」として参加し、設計業務を進めています。

竹口:
BIMソフトの教育対象はどこですか

山際:
主に、設計事務所やゼネコンです。

竹口:
みなさんこれが一番気になるところだと思いますが、"BIMを導入したきっかけ"をお教え頂けますか。



山際:
実はBIMは後から付いてきた単語で、当初は2Dと3Dを行ったり来たりするような設計業務を行なっていました。
ちょうどその頃、Autodesk社のADT(Autodesk Architectural Desktop)のセミナーを聞きに行き、時間が空いたので、たまたまRevitのセミナーを聞いたのがBIMアプリケーションとの出会いです。3Dで設計して、図面や情報を取り出せるのは、非常に合理的だと感じました。



永井:
以前は別の設計事務所に所属しており、設計からプレゼンまでしていました。2Dの図面、3Dのプレゼン資料が別々に存在しており、それぞれを変更するのはとても面倒だと感じていました。BIMの概念は設計者にとって、とても合理的です。

山際:
2008年に法人化して、BIMから逃げない(笑)為にも、社名に「BIM」という単語を入れました。


竹口:
ビム・アーキテクツさんはBIMという新しい概念を設計に取り入れてますが、これからの設計はどうなると思いますか。

山際:
従来からある2Dによる設計と、BIM的な概念を取り入れた3D設計の、今以上の2極化が起こると思います。
新しい建築スタイルを追い求めて、3D設計を先鋭化する一方で、2Dで事足りる案件はわざわざ3Dでは行ないません。建築設計の全てが3D設計に変わることはなく、それぞれが共存していくと思います。
ただし、BIMモデルであるかは別としても、施主からの3Dの要求はあたりまえになると思います。



竹口:
ビム・アーキテクツさんといえば、Build London Live(BLL)
48時間で建物を設計する競技「BIMStorm」がその前身。2009年からBuild Live Londonとして開催された。
世界各国から参加者が集まり、世界中の建築関係者からの注目は大きい。
での総合優勝のイメージが強いですが、参加しようと思ったきっかけはなんですか。

山際:
実はBIMStormの頃から参加はしていたのですが、2009年はBuild Live Tokyo(BLT)
一般社団法人IAI日本が主催する、48時間(学生は96時間)で建物を設計する競技。架空の土地で架空の建物を設計するのだが、昨年は南八王子の実際の敷地をモデルに設計競技を行なった。
と会期が近く参加は見合わせたのですが、諸事情でBLLの開催時期が変更され、「それでは出ようじゃないか」となりました。
事前に参加したBLTでは悔しい思いをしたので、BLLで晴らしてやろうとも思って..(笑)

竹口:
BLTとBLLでは評価基準は異なりますか。

山際:
BLLは、BIMや、BIMを用いた新しい取り組みに対して評価が得られます。一方BLTは、参加者が現状の業務をBIMに置き換えて設計業務を進めるので、評価する側もそれに即した基準にならざるを得ません。



永井:
BLLでは、"この新しい技術を使うと設計/建設のプロセスがこのように上手く行く"とういう提案を評価してくれました。

山際:
ビム・アーキテクツでは、「A NEW ARCHITECTURAL STYLE」を事務所のタイトルとしてますが、新しい建築スタイルや技術を評価されたことは、とても嬉しかったです。

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