Architect解説講座

第13回「便利なモデリングツール」

ArchitectLandmarkSpotlightDesigner

この記事は【2014年6月25日】に公開されたもので、2年以上経過しています。
記事の内容が古くなっていたり、新機能の追加・機能の改善が図られていることがあります。

13-2. 図形からオブジェクトを作成

モデリングツールを使って壁や手摺を作成することもできますが、下図として作成した2D図形をもとに変換することができます。
そのためのコマンドが図形からオブジェクトを作成です。建築・土木メニューに入っています。

下図から作成できるオブジェクトは以下の通りです(Architect の場合)。ここでは、直線道路をつくってみましょう。

  • 天井格子
  • ガードレール
  • 手摺
  • 線形材料
  • 建物モデル
  • 配管路
  • 境界線
  • 繰り返しユニット
  • 雲型作成
  • 道路
  • 道路(NURBS)
  • 椅子を整列配置
  • 造成図形
  • スラブ
  • スペース
  • 点描
  • ウィンドウウォール

 

1. アクティブレイヤを「道路」に変更します。

2. 直線ツールで任意の直線を作成します。

直線の作成

3. 建築・土木メニュー>図形からオブジェクトを作成を選択します。図形からオブジェクトを作成ダイアログが表示されます。

図形からオブジェクトを作成ダイアログ

4. 以下のようにパラメータを設定し、OK ボタンをクリックします。

  • オブジェクトタイプ:道路
  • オフセット:中央
  • プロパティを表示:有効
  • 元図形を削除:有効
    • レコードを維持する:無効
  • 支柱の間隔を固定:無効

パラメータの設定

5. 道路のプロパティダイアログが表示されます。

道路のプロパティダイアログ

6. 幅や縁石のサイズなど、道路のパラメータを設定することができます。任意のサイズを入力してみてください。

道路のパラメータ設定

7. OK ボタンをクリックすると、道路が作成されます。

作成された道路

このコマンドを使うと、多角形から壁を作成したりすることができ、下書き図形から簡単に建築オブジェクトに変換することができます。

この機能を利用できる製品

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